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【3月16日ドル円予想と根拠】FRB緊急利下げで「ゼロ金利」に リスクオン継続なるか

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【3月16日ドル円予想と根拠】FRB緊急利下げで「ゼロ金利」に リスクオン継続なるか

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日16日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日13日のドル円相場は、WHOのパンデミック宣言などを受けた新型コロナウイルス問題への懸念増幅 (↓) で序盤に伸び悩んだのち、トランプ大統領による経済政策への期待感 (↑) 、を支えに、安値104.50から高値108.50まで、1日で4円もの大幅な上昇を見せました。


(USD/JPY ~3月16日、15分足)

トランプが非常事態宣言、米ウイルス対策へ期待感

前取引日13日、安値付近104.63で東京時間オープンとなったドル円は、新型コロナウイルス問題への懸念が依然として残っており (↓) 、日本の株式市場オープン前に安値104.50に到達、また東京株式市場で日経平均が大幅に下落するなかで、ドル円も東京時間は下値付近104円台で伸び悩みの推移となりました。

しかしロンドン時間に入ると、トランプ大統領が国家非常事態の宣言を行うと報じられ、新型コロナウイルス問題に対し米国が本格的な対策へ乗り出すとの期待感が加速 (↑) 、リスクオンの流れでレートは107円台に到達。続くNY時間も上昇は続き、高値108.50に到達したのちクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、WHOのパンデミック宣言などを受けての新型コロナウイルス問題懸念増幅 (↓) による円高 予想、またトランプ大統領による経済政策への期待感 (↑) での円安 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、 FRBの緊急利下げなど各国中銀の金融政策による市場への影響、および21:30発表の米・NY連銀製造業景気指数の見通しが、アナリストらから材料視されています。

FRBの金融政策へ強い期待感

先週から続く金融市場の動揺をうけ、各国の中央銀行は、市場安定化のため大規模な支援策を打ち出しています。これをうけ市場では、先週末のダウ平均が大幅高になるなどリスクオンの動きが強まっており、さらにFRBが緊急利下げを行ったことも市場への強い景気支援メッセージとなって、今日の相場ではリスクオンの円安の動きが強まる (↑) のではないか、との見方が浮上しています。

ただ一方では、FRBによる利下げは直接的にはドル売りを招く要因であり、このFRBの緊急利下げは、目先ではひとまずドル売り・円高圧力となる (↓) 、との見方から、今日の相場で円高展開を予想するアナリストも存在します。

こうした、FRBの金融市場安定化に向けた緊急利下げなどの政策に関して、リスクオン進行による円安予想 (↑)と、米利下げによるドル売り・円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米・NY連銀指数の見通しに高い注目

今夜21:30には、米・NY連銀製造業景気指数が発表されます。このところ、各国の経済指標で新型コロナウイルス問題の経済面への悪影響が顕在化しているなか、今夜のNY連銀指数の市場予想も前回比悪化となっており、そのとおりになれば、結果発表後にドル円が下落 (↓) する可能性 が指摘されています。

ただ一方では、14日にトランプ大統領は非常事態宣言を出し、さらに16日にはFRBが1%の追加緊急利下げを発表と、コロナ懸念への大規模な対策により市場の地合いも改善しつつあります。こうしたなかで今夜のNY連銀指数が予想上振れとなれば、発表後にドル買いに勢いがつき、円安方向へ大きく振れる (↑)可能性 があります。

今夜21:30に発表される米・NY連銀製造業景気指数に関し、前回比で悪化となっての円高予想 (↓) と、市場予想を上振れての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

16日(月) 米・NY連銀製造業景気指数
17日(火) 米・2月小売売上高(前月比)
18日(水) 米・FOMC後のFRBパウエル議長会見
19日(木) 米・3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
20日(金) 米・2月中古住宅販売件数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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