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【4月16日ドル円予想と根拠】米国で経済活動再開へ向けた動き、市場にリスクオン観測浮上
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日16日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日15日のドル円相場は、原油安が継続しリスク回避の動き (↓) が続いたなか、一時は「有事のドル買い」 (↑) で下値を切り上げたものの、夜間の米経済指標の悪化で再びドル売り (↓) が強まり、、安値106.92から高値107.87のレンジで方向感なく推移しました。
(USD/JPY ~4月16日、15分足)
原油安と米指標の大幅下振れでリスク回避
前取引日15日、安値付近107.21で東京時間オープンとなったドル円は、OPECプラスでの減産合意後も原油価格が低水準で推移していることを受けてリスク回避の動きが継続 (↓) 、下値圏での推移が続きました。
続くロンドン時間には、リスク回避の動きが「有事のドル買い」へとつながる流れが発生しにわかにレートが上昇、NY時間前半にかけては高値107.87をつけましたが、その後発表された米経済指標(小売売上高、NY連銀指数等)がいずれも下振れとなると反落 (↓) 、最終的に107.43でクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、減産合意後も原油安が続いてのリスク回避観測 (↓) による円高 予想、またその後の、米・3月小売売上高、4月NY連銀製造業景気指数など米指標の下振れ懸念 (↓) による円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、米国での外出規制解除ガイドライン発表など、各国での経済活動再開への動き、および21:30の米・3月住宅着工件数、新規失業保険申請件数など米経済指標の見通しが、アナリストらから材料視されています。
各国で外出規制緩和の動き、心理改善の支えとなるか
新型コロナ感染拡大を受け、各国はこれまで強力な外出規制などの対応をとってきましたが、今日にかけ感染拡大ペースに鈍化の兆しが出てきていることで、米国は16日に外出規制緩和ガイドラインの発表を予定、またイタリアなどでも外出規制緩和の検討がスタートしています。こうした各国による経済活動再開へ向けた動きが今日にかけ報じられることで、リスクオンの動きが強まり円安圧力が高まるのではないか (↑) との見方が浮上しています。
ただ一方では、新型コロナウイルス感染者数の増加自体は続いており、さらには感染ペース鈍化後に再び感染者数が急増する二次感染拡大の危険性も指摘される中で、今日にかけて新たな感染報道などが出ることで外出規制緩和の見通しが後退、リスク回避がさらに進み円高圧力が優勢となる (↓) のではないか、 との見方も出ています。
こうした、米国を始めとする外出規制緩和などの動きに関して、各国経済再開の兆しを受けてのリスクオン (↑) による円安予想と、感染拡大の続報や二次感染拡大懸念でのリスク回避進行 (↓) による円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜の米住宅着工件数や新規失業保険件数の見通しは
今夜21:30以降には、米・3月住宅着工件数、新規失業保険申請件数などの発表があります。新型コロナウイルスの問題から、米国経済の落ち込みはすでに経済指標に反映されている状況であり、昨日同様に指標が冴えない結果となれば指標発表後にドル売りが進みドル円が下落する (↓) のではないか、 との見方が浮上しています。
ただ一方では、昨日の指標発表後にドルはすでに大幅な下落となっており、こうした米経済指標の悪化はレートに織り込まれている、との見方から、指標発表後に悪材料消化となってドルが買い戻されドル円が上昇する (↑) との可能性も言及されています。
今夜21:30以降に発表となる米・3月住宅着工件数、新規失業保険申請件数などの米経済指標に関し、大幅な下振れとなりドルが売られての円高予想 (↓) と、指標悪化は織り込み済みとして発表後に悪材料消化となっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
16日(木) 米・3月住宅着工件数、新規失業保険申請件数
17日(金) 米・3月景気先行指標総合指数
21日(火) 米・3月中古住宅販売件数
22日(水) 米・2月住宅価格指数
23日(木) 米・前週分新規失業保険申請件数、4月製造業購買担当者景気指数、3月新築住宅販売件数
24日(金) 米・3月耐久財受注、4月ミシガン大学消費者態度指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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