【4月21日ドル円予想と根拠】原油価格「崩壊」も、有事のドル買いで円安観測

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【4月21日ドル円予想と根拠】原油価格「崩壊」も、有事のドル買いで円安観測

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日21日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日20日のドル円相場は、新型コロナウイルス問題の過度な悲観の後退によるリスク回避解消 (↑) の動きはあるも、原油市場の混乱でリスク回避圧力も強く (↓) 、安値107.47から高値107.94のレンジで下値固く推移しました。


(USD/JPY ~4月21日、15分足)

原油価格が崩壊も、「有事のドル買い」で下値硬い

前取引日20日、107.51で東京時間オープンとなったドル円は、ニュージーランドの外出規制一部緩和に関する報道などを受けて型コロナ問題への過度な悲観が後退、リスク回避の巻き戻しによるドル買い (↑) の流れが支えとなり、東京時間後半に高値107.94に到達しました。

しかし、続く海外時間には、先週から不安定な値動きを見せていた原油価格が突如急激な下落を示し、リスク回避が再燃してレートは反落、安値107.47に到達しました。その後原油価格は史上初の「マイナス圏」を記録するも、市場では安全通貨としてドルを買う「有事のドル買い」の流れが出て、レートは底堅い推移を示したのちクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、各国の外出規制緩和に関する報道などを受けての新型コロナ警戒感の後退 (↑) による円安 予想、またその後の、不安定な原油価格への警戒感 (↓) が広がるとの見通しによる円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、混乱する原油市場の影響、および23:00発表の米・3月中古住宅販売件数への懸念が、アナリストらから材料視されています。

原油先物見通しに市場の反応は

前日20日は原油価格が急激な下落を示し、一部の原油先物価格(WTI先物5月限)は史上初めてのマイナス圏取引となるなど、原油市場は混乱状態にあります。この状況が継続するとの見方から、今夜にかけては、再び原油価格に関する悲観的報道などが出ることでリスク回避が進みドル円が下落する (↓) のではないか、との見方が浮上しています。

ただし、歴史的急落を示している原油先物の5月限は、本日が取引最終日であるため、今日をさかいに原油価格が安定化の兆しを示し、市場の混乱が収束して行き過ぎたリスク回避が巻き戻され (↑) て円安に戻す可能性がある、との見解も見られています。

こうした、急激な下落を示した原油価格の見通しに関し、原油安や見通し不透明感に拍車がかかってのリスク回避の強まり (↓) による円高予想と、原油先物5月限が取引最終日となって原油市場の混乱が収束するとの見方 (↑) による円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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23:00発表の米・3月中古住宅販売件数へ警戒感

今夜23:00には、米・3月中古住宅販売件数の発表があります。先週発表された指標の多くは市場予想を大きく下回るなどして、発表後にドルが売られ円高が進む事態となっていました。この流れをくんで、本日発表の米・3月中古住宅販売件数も大きな下振れとなれば、発表後に円高が進行する (↓) のではないか、との見方が浮上しています。

ただし、先週発表の指標ではすでに悪化となったものが相次いでおり、ドル円レートは米指標の悪化をある程度織り込んでいる、との見方から、本日の米・3月中古住宅販売件数が悪化の場合も、むしろ悪材料出尽くしとしてドルが買戻され円安に振れる (↑) とのではないか、との見解も見られています。

今夜23:00に発表される米・3月中古住宅販売件数に関し、先週の指標悪化の流れを引き継ぎ大幅悪化となっての円高予想 (↓) と、悪材料出尽くしとの認識が広がることによりドルが買い戻されての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

21日(火) 米・3月中古住宅販売件数
22日(水) 米・2月住宅価格指数
23日(木) 米・前週分新規失業保険申請件数、4月製造業購買担当者景気指数、3月新築住宅販売件数
24日(金) 米・3月耐久財受注、4月ミシガン大学消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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