【20日ドル円予想】日銀が臨時政策会合へ 追加緩和期待で円安観測強まる

【20日ドル円予想】日銀が臨時政策会合へ 追加緩和期待で円安観測強まる

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日20日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日19日のドル円相場は、米国での新型コロナワクチン開発報道 (↑) を支えに上昇、ただ後半ではFRBパウエル議長証言での追加緩和期待後退 (↓) で上値を縮小したものの 、一日を通じては安値107.31から高値108.08の上昇トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~5月20 日、15分足)

新型コロナワクチン報道などで円安が加速

前取引日19日、安値付近107.39で東京時間オープンとなったドル円は、まもなく安値107.31をつけたものの、その後は米国で新型コロナワクチンが開発されたとの報道へ反応してのリスクオン心理 (↑) が支えとなり、円安の展開となりました。

その後も円安の流れは続き、夕刻ロンドン時間には最高値108.08をつけましたが、NY時間に行われたFRBパウエル議長の議会証言では、市場が期待していた新たな金融緩和策などへの言及はなく、失望感からレートは反落となり、勢いを失ったままクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米での新型コロナワクチン開発報道によるリスクオン (↑) での円安 予想、またその後の、パウエル議長証言での緩和期待後退観測 (↓) による円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、日銀による臨時政策会合への追加緩和観測、および今夜のMBA住宅ローン申請指数の底打ち期待が、アナリストらから材料視されています。

日銀が臨時政策会合予定、市場は追加緩和へ期待

昨日、日銀は今週末22日に臨時の政策決定会合を行うと発表しており、こちらで新型コロナ感染拡大に対応するための新たな金融緩和策が講じられるのではないか、との期待感が、市場で高まっています。そのため、今夜にかけて、こちらの関連報道などを受けてリスクオンが進みドル円の上昇が続く (↑) 可能性がある、との見方が浮上しています。

ただ一方では、日銀は既にマイナス金利を導入済みとあって、追加で行うことができる金融緩和策の選択肢は非常に限られている、との見方もあるため、今週末の日銀臨時会合による市場への影響力は限定的として期待感が徐々にしぼみ、リスクオンの巻き戻しでの円高推移となる (↓) のではないか、との見解も見られています。

週末の日銀による臨時政策決定会合に関連して、追加緩和期待の高まりによるリスクオン (↑) での円安予想と、緩和手段が限られる中で期待感が後退する (↓) との見方による円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米・MBA住宅ローン申請指数に底堅さ期待

今夜20:00には、米・MBA住宅ローン申請指数の発表が予定されていますが、昨日発表の米・4月住宅着工件数は統計がさかのぼれる1959年以降で最大の落ち込みとなっており、米住宅市場の厳しい状況が鮮明となったことから、今夜の米・MBA住宅ローン申請指数も大幅悪化となって、発表後にリスク回避の円高が進行 (↓) する可能性 がある、との見方が出ています。

ただ一方では、今週頭18日に発表された米・5月NAHB住宅価格指数は市場予想を上回る良好な数字となっていたことから、今夜の米・MBA住宅ローン申請指数でも底堅さを取り戻し、むしろ発表後に警戒感が後退、リスクオンが進み円安が強まる (↑) のではないか、との見解も浮上しています。

今夜20:00発表となる米・MBA住宅ローン申請指数に関し、大幅悪化となり米住宅市場の厳しい状況が意識されての円高予想 (↓) と、底堅い結果となりリスクオンが進むことでの円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

20日(水)米・MBA住宅ローン申請指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨
21日(木)米・新規失業保険申請件数、5月製造業購買担当者景気指数

26(火)米・4月新築住宅販売件数、
27日(水)米・MBA住宅ローン申請指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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