【3日ドル円予想】中国の動画アプリ「TikTok」めぐり懸念も、米マイクロソフトが買収で鎮火か

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【3日ドル円予想】中国の動画アプリ「TikTok」めぐり懸念も、米マイクロソフトが買収で鎮火か

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日31日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日31日のドル円相場は、東京での新型コロナ感染者数が過去最多となりリスク回避の円高が進展 (↓) したものの、その後月末の実需筋や投資家からのポジション調整と見られるドル買いが進み反発 (↑) 、安値104.18円から高値106.05円の上昇トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~8月3日、15分足)

実需ドル買いでNY時間急反発、一時106円台回復

前取引日31日、104.72円でオープンとなったドル円は、東京でのコロナ新規感染者数が過去最多の400人超と報じられたことでリスク回避の動きが強まり (↓) 、円買いの流れのなか安値104.18円まで下落しました。

しかしNY時間になると、実需筋や投資家の月末のポジション調整と見られる円売り・ドル買いが進展し大きく反発 (↑) 、105円台回復後も上昇は止まらず、高値106.05円まで上昇しました。最終的には106円を割れた105.92円まで小幅に戻してクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナ感染拡大によるリスク回避観測の円高予想(↓)、またその後の、実需筋などによる月末ポジション調整の発生による円安予想(↑)が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日3日のドル円は、先週同時刻にくらべ1円ほど円安圏となる105円台後半で、小幅な動きとなっています。

今日のドル円相場については、TikTokの米国事業の行方、および今夜の米・7月ISM製造業景況指数などの結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

中国アプリTikTok問題、米企業が円満買収で懸念払しょくか

トランプ大統領は31日、中国バイトダンス社が提供する世界的に人気の動画アプリ「TikTok」に関し、米国家の安全を脅かすリスクから利用禁止措置を検討と表明しました。これにより、現在は小康状態にある米中対立問題が再度緊迫化する、との懸念が高まっており、今夜NY時間にかけての続報などを受けリスク回避の円高が進む可能性がある (↓) 、との見方が出ています。

ただ一方では、米国でのTikTok事業を、米マイクロソフト社が中国バイトダンス社から買収するとの報道が出ており、マイクロソフトがデータの米国内囲い込みなどトランプ政権の要望に沿ったかたちで買収を進めることで、TikTokの米国内利用禁止を回避する可能性がある、との見方も出ていることから、今夜にかけての続報で懸念払しょくとなりリスク回避の動きが巻き戻され円安へ戻す (↑) との見解も浮上しています。

こうした、米でのTikTok利用制限問題に関し、米トランプ政権による利用禁止措置が現実となり、米中対立懸念が高まってのリスク回避の円高予想 (↓) と、米マイクロソフト社による買収で米政権が警戒を解き過度な懸念の巻き戻しとなっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米指標、ISM製造業指数などに上振れ期待

今夜米国では、22:45に米・製造業購買担当者景気指数(PMI)、23:00に米・ISM製造業景況指数など、ドル円見通しに影響の大きな経済指標が順次発表となります。なお本日は8月最初の指標発表日となりますが、先月7月には企業関連の指標がさえない結果となっていたことから、今月もこの流れを引き継ぎ、今夜の米PMIや米ISM製造業も下振れとなって、結果発表後にリスク回避の円高が進むのではないか (↓) 、との見方が出ています。

ただ一方では、米経済の根幹を担うと言われる個人消費関連の指標に関しては、先月7月にも堅調な結果となっていたことから、こうした個人消費の堅調さが企業関連の指標にも波及し始め、今夜発表の米PMIや米ISM製造業が反発基調となる (↑) 、との見解も浮上しています。

今夜22:45から順次発表となる米PMIなど米経済指標に関し、先月の企業関連指標の流れを引き継いでの下振れ観測による円高予想 (↓) と、米の個人消費関連指標が堅調であったことから反発基調が期待されるとしての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

8月3日(月) 
16:55 独・7月製造業購買担当者景気指数(PMI)
17:00 欧・7月製造業購買担当者景気指数(PMI)
22:45 米・7月製造業購買担当者景気指数(PMI)
23:00 米・7月ISM製造業景況指数、米・6月建設支出

4日(火)
8:30 日・7月CPI
8:50 日・7月マネタリーベース
18:00 欧・6月卸売物価指数(PPI)
23:00 米・6月製造業新規受注

5日(水)
10:45 中・7月購買担当者景気指数(PMI)
16:55 独・7月購買担当者景気指数(PMI)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数
21:15 米・7月ADP雇用統計
21:30 米・6月貿易収支
23:00 米・7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)

など

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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