【来週のドル円予想】コロナ第二波警戒も、経済対策反映の米指標に円安期待(15日~19日)

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【来週のドル円予想】コロナ第二波警戒も、経済対策反映の米指標には期待感(15日~19日)

今週のドル円市況を回顧しつつ、来週15日~19日のドル円相場予想を行います。

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今週の主な材料

今週のドル円相場は、短期筋の見切り売りの流れ (↓) が強まるなかで、米経済指標下振れなどによる米景気見通し悪化 (↓) がリスクオフに拍車をかけ、高値109.69から安値106.57のレンジで大幅に反落しました。


(ドル円為替レート、~12日、1時間足)

米景気見通しが大きく悪化、3円幅の大幅円高に

今週頭8日、高値圏109.59でオープンしたドル円は、8日早朝までは米景気早期回復への期待感が支えとなったものの、110円の上抜けを果たせなかったことを受け短期筋の見切り売りの流れが発生 (↓) 、週半ばにかけてマイナス2円以上の大幅急落となりました。

さらに週半ばから後半にかけては、米4月卸売売上高や米5月CPIが市場予想を下振れ (↓) て、米景気見通しの不透明感に対する懸念が高まり、円高展開に拍車がかかったことで、レートは安値106.57まで下押しました。

こうしたなか、今週配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、110円未達による短期筋の見切り売り観測 (↓) や、米卸売売上高や米CPIの下振れ観測 (↓) による円高予想が掲載されており、これらが的中しています。

「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら

来週にかけてのドル円予想

来週にかけてのドル円相場では、新型コロナ第二波への警戒感、ならびに、米・6月NY連銀指数など米主要経済指標の見通しが、ドル円市場の大きな材料となりそうです。

新型コロナ感染拡大第二波へ警戒、リスクオフ続くか

今週頭までの強気相場から一転、今週末にかけては米景気見通しが大きく悪化、さらに一方では、外出規制緩和などによる新型コロナ感染拡大第二波への警戒感 (↓) も浮上していることで、リスクオフの動きに拍車がかかっています。このため来週にかけては、新型コロナ関連の続報が一段の円高を招くのではないか、との見方が出ています。

ただ一方で、すでにコロナ第一波を経験した各国では、感染拡大抑止へ向けた対策ノウハウが蓄積されてきていることから、感染拡大第二波の影響が市場の懸念よりもおだやかなものとなり、詳細報道につれ過度な警戒感が一巡して円安へ戻す (↑) 、との見方も出ています。

来週にかけてのコロナ続報に関し、コロナ感染拡大第二波への懸念が一段と高まっての円高予想 (↓) と、各国のコロナ対策への希望的観測浮上により懸念後退となっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は、来週にかけ配信の「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認下さい。

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米・6月NY連銀指数など米主要指標が発表へ 経済対策反映し底打ちなるか

来週には、米・6月NY連銀景気指数、5月鉱工業生産、5月住宅着工件数など、ドル円レートへの大きな影響が予想される米主要経済指標が発表となります。なお今週の米指標は下振れが目立っており、この流れを引き継いで来週も一段悪化が続くことにより、各指標発表後円高へ振れる (↓) 可能性が指摘されています。

ただ一方では、前週末の米雇用統計が大幅改善となっていたことを皮切りに、米当局の各種経済対策の効果が、今後徐々に経済指標へ反映される可能性も言及されています。このため、来週にかけては米指標の底打ち・改善傾向が明らかとなり、各指標の発表時刻後に円安へ戻す (↑) のではないか、との見方も浮上しています。

来週の米指標発表に関し、下振れ観測での米景気見通し悪化による円高予想 (↓) と、米経済対策が織り込まれ始めて底打ち・改善傾向が示されることによる円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認いただけます。

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なお、この他に来週にかけて発表される米指標は、次のようなものも注目されています。

15日(月)米・6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
16日(火)米・5月小売売上高、5月鉱工業生産
17日(水)米・MBA住宅ローン申請指数、5月住宅着工件数
18日(木)米・新規失業保険申請件数
19日(金)米・1-3月四半期経常収支

こうした経済指標が何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。

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