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【30日ドル円予想】ワクチン開発進捗報道で心理底堅く 円安期待じわり復調

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【30日ドル円予想】ワクチン開発進捗報道で心理底堅く 円安期待じわり復調

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日30日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日29日のドル円相場は、米国や国内でコロナ感染拡大に歯止めがかからない状況 (↓) が重しとなるなか、さらにFOMCパウエル会見での米金融緩和継続の確認 (↓) もドル売りに拍車をかけ、高値105.24円から安値104.77円のレンジで弱含みに推移しました。


(USD/JPY ~7月30日、15分足)

パウエル会見で米金融緩和継続を確認、ドル売り加速

前取引日29日、105.09円でオープンとなったドル円は、朝方にひとまず高値105.24円をつけたものの、米国および国内で新型コロナウイルスの新規感染者増加に歯止めがかからない状況による先行き不透明感 (↓) からリスク回避の円高が進み、105.00円をめぐる攻防が続きました。

NY時間になると、FOMC待ちとなり値動きは緩慢になりましたが、FOMC後のパウエル議長会見で、積極的な金融緩和方針の継続が確認されると、ふたたびドル売りが進み (↓) 安値104.77円にまで下落、その後は若干戻した104.92円でクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米国および国内での新型コロナ感染拡大の可能性 (↓) 、およびその後の、FOMCパウエル会見での米緩和方針継続によるドル売り観測 (↓) を重荷とした円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日30日現在のドル円相場は、昨日同時刻と比較して20銭ほど円安 (↑) となる、105.20前後で推移しています。

今日のドル円相場については、新型コロナウイルス感染第二波への対応、および今夜の米4~6月GDPなど経済指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

コロナワクチン開発進展報道に見通し改善期待

今週にかけて、世界各国で新型コロナウイルスのワクチン開発が進展を示すなか、さらに米政府が富士フイルムの米子会社に資金提供を行うなどの報道も出ており、こうした状況による見通し改善から、今夜NY時間にかけて過度なリスク回避の流れが後退し、関連続報などを足掛かりにリスクオンの円安が進むのではないか (↑) 、との見方が浮上しています。

ただ一方で、米国ではコロナ感染による死亡者が15万人を超える事態となっており、また日本や欧州でも新規感染者の増加がみられている状況下で、市場はいまだリスク回避の姿勢を崩せず、今夜にかけての各国感染者数報道を重しにリスク回避の円高が続く (↓) 、との見解も見られています。

新型コロナ問題の見通しに関し、ワクチン開発に関する報道が続くことでリスク回避の動きが一服との見方による円安予想 (↑) と、新規感染者増加を重く見た市場がリスク回避の姿勢を崩すことができないとする円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米GDPや米雇用指標に上振れ期待

本日21:30以降には、米・4~6月GDPや米・新規失業保険申請件数など、米国で多数の主要経済指標が発表予定となっています。このところの米指標の流れとしては、個人消費関連は苦戦の傾向にあるものの、住宅関連指標は堅調であることから、今夜の米GDPなどが底堅さを示すとの期待感が持ち上がっており、発表後にリスクオンの円安が進む (↑) 、との見方が出ています。

ただし一方で、前日のパウエルFRB議長会見では米経済の厳しい状況が言及されていたことから、本日の米GDPや新規失業保険申請件数などが、市場予想をはるかに下振れる悪い数字となる可能性もある、として、発表後に米経済活動回復への期待感が大きくしぼみ、リスク回避の円高が進む (↓) のではないか、との見解も浮上しています。

今夜21:30以降の米GDPなど主要米指標の見通しに関し、このところの米住宅指標の堅調さを引き継いで上振れるとの見方によるリスクオンの円安予想 (↑) と、昨夜のパウエル会見内容を裏付けるかたちで大幅に下振れるとの観測によるリスク回避の円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

30日(木) 米・4~6月期四半期実質国内総生産、新規失業保険申請件数
31日(金) 米・6月個人消費支出、7月ミシガン大学消費者態度指数

8月3日(月) 米・7月製造業購買担当者景気指数(PMI)、7月ISM製造業景況指数
4日(火) 米・6月製造業新規受注
5日(水) 米・MBA住宅ローン申請指数、7月ADP雇用投資系
6日(木) 米・新規失業保険申請件数
7日(金) 米・7月雇用統計

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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