【10月25日 ドル円予想の根拠】FOMC見通しでドル円高下/利下げへ影響の米指標発表続く

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【10月25日 ドル円予想の根拠】FOMC見通しでドル円高下/利下げへ影響の米指標発表続く

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日25日のドル円相場予想を行います。

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昨日の市況 ダイジェスト

昨日24日(木)のドル円相場は、英の「合意なき離脱」へ警戒感が後退するなか、ECB(欧州中銀)会合を波乱なく通過したことや米製造業PMIの予想上振れを支えに、高値108.75円と安値108.50円のレンジを底堅く推移しました。


(USD/JPY ~10月25日、30分足)

ペンス演説に懸念も英離脱懸念後退で下値硬い

昨日の東京時間、ドル円は108.60円付近でオープンしましたが、市場ではNY時間に予定されたペンス米副大統領の演説で中国に対する強硬姿勢が示されるのではないかとの懸念などから買いが出にくく、横ばいのまま108.60円付近を維持してロンドン時間へ渡りました。

ロンドン時間にはECB(欧中銀)理事会の内容に注目が集まりましたが、こちらでは金融政策据え置きとなり波乱はなかったことで市場にも特段の影響はありませんでした。ただ英の合意なき離脱への警戒感が後退のなか下値は固く、108.60円台を維持してNY時間へと渡っています。

ペンス演説はひとまず反応薄で通過

NY時間には市場の警戒感を読んでいた米ペンス副大統領の対中政策に関する演説が行われましたが、こちらでは香港デモに関する中国当局への批判的な内容が語られた一方で、「米は中国との合意に前向き」と融和的な姿勢も示され、市場が懸念したほどの攻撃的な内容とはならず、レートの反応も限られました。

一方で、同時間帯に発表された米耐久財受注が予想下振れで安値108.50円をつけたものの、その後の米PMIが予想上振れとなったことでレートはやや上昇、結局その後はじり高推移となり、108.64円まで戻したところでクローズしました。

こうしたなか、昨日のFXアナリスト予想の集計結果では、英の「合意なき離脱」への警戒感後退が支え(円安圧力)となる、との予想が複数のアナリストから言及されていたことが、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にて指摘されており、こちらが的中する結果となっています。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円に関しては、ついに来週に迫る10月FOMCの観測が材料視されているほか、アジア時間の日本や中国の動向にも、アナリストから注目が集まっていることが、本日のFXアナリスト予想集計結果により明らかとなっています。

米FOMCへの見通し変化でレート反応へ警戒感

来週には10月のFOMC(米の金融政策決定会合)が開催予定となっており、こちらでの景気見通しや利下げ見通しへ、市場の関心が高まっています。

FRB(米中銀)は米景気見通しにつき、米中摩擦による想定外の下押し懸念は指摘しつつも、基本的には底堅いものであり、今年行った米利下げに関しても、「景気下押しの可能性に対する予防的なもの」とのスタンスが示されるなど、おおむね強気の姿勢を維持して来たと言えます。

しかし、こうした中で、このところの米景気指標には予想を下振れるものが多くなってきており、そのたびに疑心暗鬼の市場がドル売りで反応する事態が増えるとともに、10月FOMCでの利下げ確率も90%を超えてくるなど、景気見通し懸念が高まってきている状況です。

これを背景とし、今日の市場では、来週のFOMCでの利下げ懸念から、NY時間の何らかの材料に反応することでのドル安円高の予想が出てきている一方、米企業決算や米株の堅調さを根拠とした楽観的な景気見通しが支えとなるとの円安予想も出てきています。このうちどちらが優勢であるかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版に掲載されています。

今日から続く米重要指標を材料視

今日から来週にかけては、とくに大きな米指標発表が並んでおり、こちらも米景気見通しへ大きく影響をあたえ、ドル円レートが大きな変動を起こす可能性があります。

各指標の結果が悪化なら米景気懸念増大で利下げ見通しが強まり円高、改善すれば景気懸念後退・利下げ見通し後退で円安の可能性が強まることになります。

25日(金) 米・ミシガン大消費者指数
29日(火) 米・ケースシラー住宅価格、消費者信頼感
30日(水) 米・ADP雇用統計、GDP、PCEコア
31日(木) 米・雇用コスト、PCEコア、シカゴ購買部指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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