【6日ドル円予想】米の巨額経済対策案に早期実現期待強まる
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日6日のドル円相場予想を行います。
目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日5日のドル円相場は、人気の動画アプリ「TikTok」をめぐる米中対立激化への懸念 (↓) や7月ADP雇用統計のさえない結果 (↓) を重荷に、高値105.87円から安値105.32円のレンジで頭重く推移しました。
（USD/JPY ～8月6日、15分足）
米・ADP雇用統計の大幅下振れを嫌気、円高進行
前取引日5日、105.71円でオープンとなったドル円は、人気の動画アプリ「TikTok」の米国事業存続をめぐり米中が対立姿勢を鮮明化 (↓) させていることを重荷に、日中は頭重い推移が続きました。
続くNY時間には、方向感を失いひとまず高値105.87円をつけたものの、その後発表された米・7月ADP雇用統計のさえない結果 (↓) を受けて反落が鮮明となり、安値105.32円をつけたのち下げ一巡でクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）」では、動画アプリ「TikTok」の米事業存続をめぐる米中対立激化懸念 (↓) 、およびその後の、米・7月ADP雇用統計の下振れ懸念 (↓) を重荷とした円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、米での巨額経済対策協議の行方、および今夜の米・新規失業保険申請件数の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
米の巨額経済対策に早期実現期待強まる
本日にかけ米国では、米トランプ政権と米議会の間で、巨額におよぶ追加経済対策案が実施へ向け協議されています。両者は今週末までの合意を目指しており、今夜NY時間にかけて本経済対策案の早期実現期待が強まる (↑) ことでのリスクオンによる円安観測が出ています。
ただ一方では、米政府と米議会の主張は大きく隔たっており、協議が平行線をたどる中で、米政府高官からは今週末までの合意へ懐疑的な発言も報じられています。このため今夜NY時間にかけては、本経済対策案への期待感がむしろ後退する可能性が高く、失望感からドル売り・円高が進む (↓) 、との見解も浮上しています。
米で協議される巨額の経済対策案につき、週末までの合意を見越したリスクオンの円安予想 (↑) と、協議難航による失望売りでの円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）」にてご覧ください。
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米雇用指標下振れに警戒感 一方では底打ち期待も
今夜米国では、日本時間21:30に米・新規失業保険申請件数が発表となりますが、昨日5日に発表された米・ADP雇用統計が大幅下振れとなったことから、同じ米雇用関連の指標である今夜の新規失業保険件数も下振れるのではないか (↓) 、との見方が出ています。
ただ一方では、やはり昨日5日発表された米・ISM非製造業景況指数のほうは市場予想を上回る好結果となっていたことから、より直近の状況を反映した今夜の米・新規失業保険件数は、景気の底堅さをより鮮明に反映し上振れとなる (↑) として、発表後の円安展開を予想する声も挙がっています。
今夜21:30の米・新規失業保険申請件数に関し、米雇用の弱さを懸念しての下振れ警戒による円高予想 (↓) と、昨日の米・ISM非製造業景況指数の上振れを引き継いだ堅調観測による円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
6日（木） 米・新規失業保険申請件数
7日（金） 米・7月雇用統計
11日（火） 米7月卸売物価指数（PPI）、4～6月期実質国内総生産（GDP）
12日（水） 米・7月消費者物価指数（CPI）
13日（木） 米・新規失業保険申請件数、7月輸入物価指数
14日（金） 米・7月小売売上高、7月鉱工業生産
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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