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今日15日のレンジ予想と根拠 サマリー
アナリスト7名による今日のドル円レンジ予想を当社独自集計した結果、平均値は105.25 – 106.37(7社平均)となりました。
主な材料としては、米長期金利低下による逆イールドの発生や米中貿易戦争を発端とした世界景気後退懸念の強まりなどが注目されています。
米「逆イールド」発生と今日のドル円予想
きのうは悪材料が相次ぎ、心理悪化から米長期金利が3年来の低水準まで下落したことで、米国では長短金利が逆転する「逆イールド」が発生しました。
過去に起きたリセッション(景気後退)局面を振り返ると、いずれの例でも、その前に逆イールドが発生していたことから、逆イールドはリセッション発生の先行指標として捉えられる傾向があり、市場では強いリスクオフムードが台頭しています。
リスクオフの「円高」と「ドル高」がせめぎ合う
昨夜から続く、逆イールドによるリセッション懸念の増大から、米ドルは売られ、105円台まで下抜けたものの、「リスクオフの円買い」とともに「リスクオフのドル買い」も出ている状況で、円高とドル高が拮抗する状態となっています。
このことから、ひとまずドル円の下値はやや底堅いものとなっています。
予想するアナリスト数には差も
今日のアナリスト予想を見渡すと、このドル高・円高の流れに対し、さらなる円高に振れやすいとするアナリストと、ひとまず105円台での底堅い展開からドル買い(円安)に振れやすいとするアナリストの、両極が見られています。
ただ、円高予想のアナリストと円安予想のアナリストでは、それぞれの予想アナリスト数が異なっているため、本日の有料レポートでは、円高予想と円安予想で、より予想したアナリストが多い方、今日の予想としては優勢であるとしています。
→ドル高と円高、どちらの予想が優勢か、アナリスト予想を集計して出した結論はこちらの有料版レポートでご確認いただだけます。
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米中対立による景気懸念と今日のドル円予想
また、米中貿易戦争を発端とした世界景気後退懸念の強まりについても、多くのアナリストから高い注目が集まっていました。
こちらは、昨日発表された中国やドイツの景気指標が悪い内容となったことを受けて、米による報復関税の悪影響から世界景気後退への警戒感が高まっている状況が材料視されている状況です。
米株「年初来最大下落」にトランプ対抗へ期待も
このリスクオフ心理の台頭により、昨夜のNYダウは年初来最大下落幅となる800ドルの下落をつけています。
ただ、株価上昇を自身の功績とし米大統領再選をもくろむトランプ米大統領が、この株価大幅下落の状況をみすみす放置するとは考えにくく、今回もなんらかの手を打ってくると考えるアナリストも少なくありません。
具体的には、株価下落のおおもとの原因である米中貿易戦争に関し、対中制裁関税を緩めること、あるいは両国で会談の予定を設け、市場に希望的観測をもたせること、などが可能性として挙げられています。
→米中対立で「円高」?トランプが手を打って「円安支え」?アナリストらの予想結果はこちらの有料版レポートでご確認いただだけます。
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今日の買い材料・売り材料
こうした主な材料も含め、今日どんな材料(円高材料・円安材料)が待ち構えており、それぞれ何人のアナリストから言及されているか(=アナリストの注目が多いのはどの材料か)を当社が独自集計した結果、アナリスト(集計対象:7名)のなかで最も注目度が高かったのは…
【この先の内容は、予想レポート有料版本文にてご確認ください】
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