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今日8月19日のレンジ予想と根拠 サマリー
アナリスト6名による今日のドル円レンジ予想を当社独自集計した結果、平均値は105.91 – 106.80(6社平均)となりました。
主な材料としては、引き続き米中貿易戦争や米の金融緩和見通しがドル円の重し(円高圧力)として注目される一方で、トランプ米大統領の対中姿勢和らぎへ期待感が出ていることを支え(円安圧力)とする見解も、アナリストから注目されていました。
米中懸念変わらずとの見方とドル円予想
先日の対中関税第四弾発動を端緒として米中貿易戦争への懸念は大きな高まりを見せています。
トランプ米大統領がツイッターなどで両国の交渉に進展の兆しがあるなどと発言しつつも、実質的になんら進展が見られていない状況で、こちらの材料はいぜん市場心理の重し(円高圧力)となっている、というのが、今日のアナリスト予想にて言及されています。
また米の金融緩和見通しによるドル先安感も、引き続き相場の重しとなっています。
米の中国や欧州に対する関税措置で世界景気減速への懸念が強まるなか、来月9月のFOMCでは米金利引き下げが確実視されており、日米金利差縮小を意識したドル売り・円買いの動きが出る、というのが、今日のアナリスト予想で重しとされています。
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選挙対策でトランプがテコ入れとの見方と今日のドル円予想
しかし一方では、トランプ米大統領が中国に対する厳しい姿勢を和らげることへの期待感を、今日の相場の支え(円安圧力)とするアナリスト予想が出てきています。
というのも、米株価を自身の成果として重視してきたトランプ米大統領が、先日起こった米株の大幅下落を目の当たりにして、これ以上の株安となって2020年の大統領選再選に悪影響が出ることを懸念している可能性があるためです。
なんとしても2020年の大統領選で再選を果たしたいトランプ大統領は、懸念を強める市場の見通しを好転させるため、米中摩擦の見通し改善につながる動きを示すのではないか、という見方が浮上しています。
もしこの見方が的中した場合、今日のドル円は、報道のヘッドラインに応じて上値を追う展開となる、というのが、こうした予想をたてるアナリストの見解となっています。
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米中懸念円高とトランプのテコ入れ策での円安、どちらが勝るか
このように、今日のアナリスト予想を見渡した結果、米中貿易戦争がリスク視される一方で、市場心理の著しい悪化をうけてトランプが相場下支えのための策を打ち、米中摩擦の見通し改善に乗り出すのではないか、という希望的観測も出ている状況となっています。
米中対立を軸に円高・円安で二極化した今日のドル円予想ですが、それぞれの予想を挙げているアナリストの数に注目すると、一方はより少なく、一方はより多数となっ
ていることがわかりました。
そこで、今日のドル円レポート有料版では、米中懸念継続での円高予想と、相場の立て直しを図るトランプによる米中見通し改善での円安予想で、よりアナリストの言及が多い方を、今日の予想で優勢な材料である、としています。
→米中懸念継続での円高予想と、トランプの選挙対策を目的とした米中見通し改善策による円安予想、どちらが優勢か、アナリスト予想を集計して出した結論はこちらの有料版レポートでご確認いただだけます。
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今日の買い材料・売り材料
上記の主な材料のほかにも、当面の底値が出たとする見解や、欧州通貨(ユーロ・ポンド)下げによるドル円への影響につき、それらが円安と円高のどちらに影響するか、アナリストらが予想を出しています。
どんな材料(円高圧力・円安圧力)が、それぞれ何人のアナリストにどう言及されているか、当社が独自集計した結果、アナリスト(集計対象:6名)のなかで注目度が高かったのは…
【この先の内容は、予想レポート有料版本文にてご確認ください】
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