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【今週のトルコリラ円 見通しとレンジ予想】続伸8週目!原油安続けば堅調さ維持も?(2018年11月26~30日)

先週のトルコリラ円レートは、原油安による輸入コスト圧縮が好材料とされ、さらに米株安の一服なども背景として上昇しました。

これで続伸8週目となったところで、レートは週明けの今日も堅調に推移している状況となっています。

今日までの概況をまとめつつ、今週のトルコリラ円レートレンジ予想を発表します。

先週のトルコリラ円概況

先週19~23日のトルコリラ円レートは、高値21.418円から安値20.596円のレンジでおおむね堅調に推移し、前週終値比で上昇しました。

・トルコリラ円 2時間足(19~23日)

原油安追い風に上昇

先週のトルコリラは、週前半は米株大幅続落によるリスクオフの進行で一時大きく下落したものの、このところの原油安による輸入コスト圧縮見通しが支援材料となっているなか、さらに21日(水)には米株安一服によるリスクオフ心理一服、22日(木)には原油安進行と、好材料が重なって堅調な展開に回帰しました。

週末23日(金)も高値圏を維持し、前週終値比で上昇して週の取引を終えました。

続伸8週目に突入

先週も上昇で終わったことで、トルコリラ円は続伸8週目に入ったことになります。

・トルコリラ円 週足

今のところレートは8月中盤につけた市場最安値の15.416を大きく上放れており、また節目であった20円も突き抜け、その後も堅調な展開を維持しています。

資源輸入国トルコにとって原油安は大きな支援材料となるため、このところの原油先物安がさらに維持されれば、堅調展開も維持されそうですが、サウジが示した原油減産案が実現されれば、原油高でトルコリラ円レートも軟化する可能性があるため、注意が必要です。

今週のトルコリラ円見通しとレンジ予想

今日26日(月)のトルコリラ円は、高値21,613円から安値21.265円のレンジで堅調に推移しており、先週終値比でも上昇しています。

・トルコリラ円 15分足(26日)

オープン直後は同意が薄く横ばいの展開となりましたが、きょう10時前後には堅調な展開へと移行、そのまま21.50円周辺まで上昇、19時現在はやや上げ渋る状況となっています。

今週の経済イベントと見通し

今週のトルコリラ円に関し、経済イベントでは30日(金)に10月貿易収支の発表が予定されているものの、そちらの影響は小さいと見られます。

このほか、前述の原油価格に注目が必要であるほか、サウジ記者事件にまつわる米・サウジ・トルコの三カ国の立ち回りもレートに影響を与える可能性があります。

現在トルコは事件の情報を握り国際的なイニシアチブを握っているように思われますが、一方で米はサウジへの兵器売却による国益を守るべく、米・サウジ間の関係の保持に向かっており、場合によっては、なんらかの報道をきっかけにレートが急落する可能性も否定はできないところです。

今週のトルコリラ円レンジ予想

今日のトルコリラ円レート見通しは、高値22.45円から安値20.45円のレンジを予想します。

今日のレンジ予想/トルコリラ円見通しと推移

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今週のトルコリラ円関連イベントスケジュール

トルコリラ円に関する今週の経済イベントとして、下記が予定されています。

30(金)16時 10月貿易収支(前回値 -18.7億ドル)

今日のレンジ予想/トルコリラ円見通しと推移

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