4日(木)18:00時点の米ドル円為替レートは、今日日中より小幅に円高となる111.40円前後で、横ばいに推移しています。
米雇用統計と米中会談前に手控え濃厚
米中通商協議への期待感に支えられ、市場心理はリスクオンに傾いているものの、今日の東京時間に入ってからの米ドル円為替は、イベント前の材料難から、動意薄の横ばい展開が続いています。
今日の高値は111.522円、安値は111.335円と、20銭にも満たない狭いレンジでの推移が続いています。
市場の注目は、今日のNY時間には米新規失業保険申請件数など米雇用統計が発表となるほか、日本時間明日5日の早朝に開始される予定のトランプ米大統領と劉鶴中国副首相の会談に集まっており、それまでは手控えムードが濃厚となっています。
上にも下にも厚いオーダー、こう着続くか
手控え相場とはいえ、戻り高値での利確の動き、また下値買いの動きは顕著で、現在のドル円オーダー状況を見ると、現在レートとなる111.40円付近を挟み、上値方向では111.45円以上に厚い売り、111.30円には厚い買いが入っています。
こうした状況から、米時間の指標発表、また米中協議の進展報道が出るまでは、米ドル円為替は狭いレンジのまま膠着状態が続きそうです。
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