8日(月)18:00時点の米ドル円為替レートは、今日日中より小幅に円安となる111.50円前後で、横ばいに推移しています。
8日東京時間は日経平均下落に伴い円高に
朝方は、先週の米雇用統計が好感されてリセッション懸念が後退し111.8円近くの円安で推移していましたが、日経平均が下落を始めると、それに伴い円高に推移して、111.3円台まで円高になりました。
その後は、111.4円前後の狭い範囲での推移となりましたが、欧州時間になると小幅上昇し111.5円前後で推移しています。
米トランプ政権のニールセン国土安全保障長官が辞任したこと等によるドル売りも見られて、円高傾向となりました。
今日の高値は111.73円、安値は111.34円と、狭いレンジでの推移が続いています。
市場の注目は、日米通称会議の為替条項などに移って来ているようだ。
本日の海外市場では、米中貿易協議の合意期待は、根強く残っており、大きく円高を進まさせることはなさそうですが、トランプ大統領のFRBへの利下げ発言や高官の辞任などを受け、ドル買いも進まない展開となり、狭い範囲での値動きとなり、欧米の株安につられて、小幅の円高になりそうです。
重要経済指標の発表はなく、トランプ大統領の発言に注目か
本日は、重要な米経済指標の発表はなく、ドル円に影響はなそうですが、先週からのトランプ大統領の発言がドル買いを抑制する形になりそうです。
先週にトランプ大統領がTwitterでニールセン国土安全保障長官が辞任することを発表しています。
Secretary of Homeland Security Kirstjen Nielsen will be leaving her position, and I would like to thank her for her service….
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年4月7日
さらにトランプ大統領は、FRBの利上げのせいで景気が後退したとして利上げするべきだと発言しています。
上記の発言を警戒して、ドル買いが抑制されて円安に進みづらくなっています。
トランプ大統領の発言は、今後も注意が必要です。
こうした状況から、トランプ大統領の発言で円高に振れやすくなっており、米ドル円為替は狭いレンジのまま円高傾向になりそうです。
【今日の欧米市場の予定】
23:00 米2月製造業受注(前月比予想:-0.5%、1月:+0.1%)
23:00 米2月耐久財受注改定値(前年比予想:-1.6%、速報値:-1.6%)
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