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今日8月16日のレンジ予想と根拠 サマリー
アナリスト7名による今日のドル円レンジ予想を当社独自集計した結果、平均値は105.57 – 106.69(7社平均)となりました。
主な材料としては、米長短金利の逆イールド進行のほか、米経済指標の底堅さを受けた過度なリセッション警戒感の巻き戻しといったトピックが注目されていました。
米「逆イールド」発生と今日のドル円予想
市場のリスクオフ心理の高まりの結果、米長期金利は3年ぶりの低水準となる1.47まで低下しています。
リセッション(景気後退)の前兆として知られる米長期金利の逆イールド(米10年債金利が米2年債金利を下回る)が発生して数日が経過した現在も、逆イールドが収まる兆しは見えず、むしろ進行している状況となっています。
これによって市場ではリセッションへの警戒感が急激に高まり、先日の米株は今年最大の下げ幅を記録、またドル円にも強い円高圧力がかかるなど、相場の下落基調が強まっていました。
この下落基調が今日も継続し、やはり円高方向へ推移していく、というのが、こうした見解を述べるアナリストの見立てとなっています。
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過度なリスクオフ後退の可能性と今日のドル円予想
しかし一方で、このところ発表される米経済指標は底堅いものが多く見られることから、リセッションの過度な警戒感による円高は巻き戻されるとの予想も、複数のアナリストから挙げられています。
トランプ米大統領の不規則な言動や米中対立といった材料により市場は混乱し、リスクオフ心理が台頭して逆イールドが発生、リッションへの警戒感が高まっている状況ながら、その一方で、このところの米経済指標結果は、景気後退を示唆するほどの悪い内容とはなっていません。
むしろ米経済指標は底堅さを示しており、少なくともリセッションが差し迫った近い将来に起こる可能性は低いとして、現在の過度なリセッションへの警戒感が次第に後退する可能性がある、というのが、こうしたアナリストの予想となっています。
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逆イールド円高とリスクオフ後退円安、どちらの圧力が勝るか
今日のアナリスト予想を見渡した結果、逆イールドでのリセッションリスクに注目する予想と、むしろ過度なリセッション警戒感が後退することで円安圧力が発生するとの予想が、それぞれ複数のアナリストから挙がっていました。
ただ、それぞれの見解を挙げるアナリストの数に注目すると、一方はより少なく、一方はより多数となっています。そこで、本日の有料レポートでは、逆イールドでの円高予想と、過度な警戒感後退での円安予想で、よりアナリスト言及が多い方を、今日の予想で優勢な材料である、としています。
→逆イールドでの円高予想と、過度なリスクオフ後退で円安予想、どちらが優勢か、アナリスト予想を集計して出した結論はこちらの有料版レポートでご確認いただだけます。
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今日の買い材料・売り材料
上記の主な材料のほかにも、今夜21時半に発表される米住宅関連指数や、今夜23時の米ミシガン大指数につき、発表後円安と円高のどちらに触れるか、アナリストらが予想を出しています。
これらも含め、どんな材料(円高圧力・円安圧力)が、それぞれ何人のアナリストにどう言及されているか、当社が独自集計した結果、アナリスト(集計対象:7名)のなかで注目度が高かったのは…
【この先の内容は、予想レポート有料版本文にてご確認ください】
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