【9月18日 ドル円予想と根拠】FOMCタカ派で円安か、物価2%未達で円高か

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【9月18日 ドル円予想と根拠】FOMCタカ派で円安か、物価2%未達で円高か

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今日9月18日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は107.69 – 108.67となっています。

今日の集計結果では、今夜のFOMCにてFRBハト派姿勢が後退するとの見方から円安期待が浮上している一方、FOMCで米インフレ率2%定着の見通しが弱まることで米長期金利が下落するとの見通しから円高懸念が出ていることがわかりました。

今日までの流れ:昨夜米指標は好調、円安含み小動き

昨日から今日にかけてのドル円相場は、108.00円台から108.30円付近のレンジで107.50円近辺から108.40円近辺のレンジで小動きの展開が続いています。


(USD/JPY ~9月18日、1時間足)

先週末のサウジ石油関連施設攻撃によるリスクオフ心理は昨日時点で一服しており、昨日日中には日経平均株価が10日続伸となったことも心理好転を後押ししたことで、昨日のドル円は円安圏となる108.10円周辺での推移が続きました。

昨夜には重要経済指標である米・鉱工業生産が発表となりましたが、こちらは事前予想を大幅に上回る強い結果となりました。この発表結果を受けてドル円は一時108.35円まで円安が進んでいます。

なお、昨日のアナリスト予想を集計した結果としては、この米・鉱工業生産の上振れ期待の見通しが注目されていることから円安予想が立てられているとの内容が、昨日配信のドル円アナリストまとめレポート(有料版)で指摘されており、昨日はこちらの予想が的中したかたちとなりました。

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今日のドル円予想:FOMCタカ派で円安か、物価2%未達で円高か

さて、今日18日のFXアナリスト予想を集計した結果では、今夜のFOMCにてFRBハト派姿勢が後退するとの見方から円安期待が浮上している一方、FOMCで米インフレ率2%定着の見通しが弱まることで米長期金利が下落するとの見通しから円高懸念が出ていることがわかりました。

FOMC利下げでもハト派姿勢後退で円安との予想

今週の市場では今夜のFOMCの結果がきわめて高い注目を浴びています。

今夜の米政策金利に関しては利下げが確実視されており、また利下げ幅も25bp(0.25%)の引き下げにとどまるとの見方が有力となっています。しかし市場が材料視しているのは利下げ有無もしくは利下げ幅よりも、年内の利下げ回数見通しの方と考えられます。

具体的には、今年の利下げが今夜(9月FOMC)の0.25%利下げで打ち止めとなるか、それとも追加で年内もう一度利下げが行われるかの見通しが、今夜のFOMC結果では注目されています。

ただ、大きな景気下押し要因である米中貿易摩擦はひとまず落ち着きを見せており、このところの米景気指標も好調なものが多いことから、FRBが今夜過度なハト派姿勢(追加利下げへ積極的な姿勢)を示すことはなく、米長期金利が上昇してドル高・円安となるのではないか、というのが、アナリストの見解として浮上していることがわかっています。

インフレ率2%定着見込み薄と示せば円高か

ただ一方では、FOMCにて米インフレ率が2.00%に定着するとの見通しが弱いことが示されるとの観測もあり、これによって米金利に先安感が浮上、ドル安・円高の圧力が高まる、というのアナリスト予想も出ていることが、調査の結果わかっています。

今夜のFOMCで0.25%の利下げが決定される見込みはゆるがないものの、金利発表後の会見で「2.00%のインフレ率が定着する見通しが強まっていない」との見方が示されれば、追加利下げの思惑が広がり、米金利先安感からドル売り・円高の流れが生じるのではないか、というのが、これらアナリストの見解と言えます。

この、米インフレ率2.00%定着見通しの弱さによる円高予想と、FRBのハト派姿勢後退観測による円安予想で、それぞれの予想を支持するアナリストの内訳を比較した結果、より影響力の大きいものが、今日の相場で材料となる可能性があります。予想数比較の結果は、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。

※ドル円レポート有料版では、市中アナリストによるFOMC発表内容予想を集計した「ドル円レポート FOMC特別号」も配信しています。特別号の集計対象は下記となります。
・利下げ幅予想
・FRBハト派姿勢の強まり・後退予想
・利下げ幅ごとに円高・円安予想

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今夜の米・住宅着工件数には改善観測

今日のドル円材料としては、この他にも、重要経済指標となる今夜20時のMBA住宅ローン申請件数21時半の米・住宅着工件数がアナリストらから材料視されていることがわかっています。

とくに、米・住宅着工件数に関して事前予想は前期比改善となっており、さらにこの市場予想を上振れる結果となれば、発表を機にドル円レートに影響が出る可能性があります。

こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。

本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。

※ドル円レポート有料版では、市中アナリストによるFOMC発表内容予想を集計した「ドル円レポート FOMC特別号」も配信しています。特別号の集計対象は下記となります。
・利下げ幅予想
・FRBハト派姿勢の強まり・後退予想
・利下げ幅ごとに円高・円安予想

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