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【10月1日 ドル円予想と根拠】トランプ弾劾調査急進行のなか、米ISM指数が発表へ
今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日1日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
昨日の市況 ダイジェスト
昨日のドル円相場は、米政権が米投資家の対中取引制限を検討との報道で上値が抑えられたものの、その後米財務省が中国株の米上場廃止報道を否定したことでリスクオフの巻き戻し、さらに期末のドル買いフローが継続したことや米中協議進展への期待感増大もあいまって、安値107.74円から高値108.18円まで上昇しました。
（USD/JPY ～10月1日、30分足）
期末ドル買い需要と米中懸念が綱引き
昨日9月30日の日中は、月末・四半期末のドル買い需要が継続して見られたことで一時108.00円台まで上昇、しかし米政権による対中投資制限検討の報道が重荷となっていたうえ、午後に日経平均や中国株が下落したことで心理悪化し上げし降りとなって107.80円付近まで円高となりました。
夕刻になっても様子見姿勢が強かったものの、引き続き期末ドル買い需要が下値を支え、107円後半で夜間の取引へと渡りました。
米中懸念後退、期待感醸成でリスクオンのドル高
NY時間になると、米財務省が中国株の米上場廃止報道を否定したことで、市場には安心感が広がり、リスクオフの巻き戻しの動きで108円台を回復しました。
これに加え、さらに中国高官が米中貿易協議再開の日程に言及したことで米中協議進展期待が高まりリスクオンの円安が進行、高値108.18円まで上昇したのち高値圏で昨日の取引を終えました。
こうしたなか、昨日のアナリスト予想集計結果では、月末・四半期末のドル買いフロー継続や米中通商協議再開への期待感を材料とした円安予想が昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されるなど、複数アナリストによるドル円予想が的中する結果となっています。
今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場は、トランプ米大統領弾劾調査にまつわるヘッドラインのほか、米の重要経済指標であるISM製造業景況指数による景気見通しの変化が特に材料視されそうです。
トランプ弾劾調査の影響はアナリストらで予想分かれる
トランプ米大統領がウクライナへ不当な圧力をかけたとして、米野党の民主党が米下院にて弾劾調査を進めている件につき、事態がスピード感を持って進行していることから、市場ではこちらを材料視する動きが強まっています。
トランプ弾劾まで織り込む向きは今のところ見られないとはいえ、目先では政局混乱によるリスクオフ心理が台頭してきています。ただ、本件はリスクオフの円買いを呼んでいる一方で、リスクオフのドル買いも呼んでいるとの見解も見られています。
民主党は迅速に弾劾調査を進めており、今夜NY時間に新材料が出る可能性は極めて高くなっています。こちらにつき、過去予想勝率の高いアナリストが円高と円安のどちらを予想しているかは、本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版に掲載されています。
米・ISM製造業景況指数が発表へ
また、今夜にはいくつかの米・重要経済指標が発表されますが、そのうち米・9月ISM製造業景況指数の結果が、米利下げ見通しへ影響を与えてドル円レートを動かす可能性が高いものであるとして、とくに注目されています。
前回発表の8月ISM指数は49.1と、好況・不況の分かれ目である50.0を下回り、発表と同時にドル売りが強まりました。しかし今回の9月ISM指数は事前予想が50.2へと持ち直す見込みで、予想通りかそれ以上なら円安が強まる可能性が高くなります。こちらへのアナリストによるドル円予想は、今日配信分のドル円レポート有料版にてご確認いただけます。
なお、今日のISM指数に続き、今週は他にも重要な景気判断指標が立て続けに発表されます。こちらについても、結果が悪化なら利下げ観測増で円高、改善すれば利下げ観測後退で円安の可能性が強まることになります。
1日（火） 米・ISM景気指数、製造業購買管理者指数
2日（水） 米・ADP雇用統計
3日（木） 米・PMI、ISM景況指数
4日（金） 米・雇用統計、貿易収支
7日（月） 米・消費者信用残高
これらの経済指標が何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。
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