【2月20日ドル円予想と根拠】円安に拍車 肺炎リスク大幅後退、米指標も反発
昨日19日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日20日のドル円相場予想を行います。
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今日までの市況 ダイジェスト
昨日19日のドル円相場は、新型ウイルスの感染ペース鈍化 (↑) と米経済指標の予想上振れ (↑) が支えとなり、安値109.85から高値111.60まで上昇しました。
大幅円安 肺炎拡大数減少、中国企業支援も支え
昨日19日、109.92で東京時間オープンとなったドル円は、中国における新型肺炎感染拡大ペースが減少傾向となった (↑) ことでリスクオフが後退し円安へ推移、そのまま110.00をわずかに上回った水準で夕刻まで推移しました。
夕刻ロンドン時間には株価堅調で円安が一段進行、さらにNY時間には、米で発表された住宅着工件数やPPIといった経済指標が軒並み上振れて米景気見通しが大幅改善 (↑) 、ストップロスも巻き込んで円の大幅安が進行、高値111.60まで上昇しました。
こうしたなか、昨日19日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米指標結果をうけての景気見通し改善 (↑) 、また新型ウイルスの感染拡大ペースへの鈍化観測 (↑) による円安予想が掲載されており、これらが的中しています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、新型肺炎続報を受けての見通し改善、および、今夜の米経済指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
新型肺炎見通しに光明、リスクオン続くか
昨日の市場では、新型コロナウイルスによる中国での肺炎感染者数拡大ペース鈍化のほか、中国による企業支援策についても続報が伝わり、新型肺炎関連のリスクオフが大きく後退 (↑) 、この流れで今日も円安圧力が勝る、との見解が浮上しています。
ただ一方では、日本や欧米諸国ではじわじわと感染者が増えつつある状況になっており、警戒感払拭には時期尚早であるとの見方も、一部で続いています。そのため今日の相場では、肺炎関連の続報によるレート下振れリスク (↓) を警戒する声も挙がっています。
新型肺炎続報を受けての今後の見通しに関し、好ニュースが続いたことでのリスクオンによる円安予想 (↑) と、見通し不透明感が継続しているという見方からの円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜の米指標、流れ引き継ぎ上振れ期待強まる
今夜NY時間には、米・失業保険受給者数、1月景気先行指数などが、22:30以降に順次発表となります。現時点では、これらの市場予想はさえないものが多く、市場予想通りであれば、発表後のドル円レートは頭重さを示す (↓) 可能性があります。
ただ、昨夜発表の米・住宅着工件数やPPIが軒並み市場予想を上回り、直近の米経済の強さを裏付ける結果となったことから、この流れで今日の各指標も市場予想上振れとなり、発表後に円安が一段と進行 (↑) する可能性があります。
今夜22:30から順次発表となる米・失業保険受給者数や景気先行指数に関し、市場予想通りとなっての円高予想 (↓) と、昨夜の流れを引き継いでの市場予想上振れによる円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今週から来週にかけては重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
20日(木) 米・フィラデルフィア連銀製造業指数、景気先行指数
21日(金) 米・PMI速報値、中古住宅販売件数
24日(月) 独・IFO企業景況感
25日(火) 米・ケースシラー住宅指数、消費者信頼感
26日(水) 米・新築住宅販売件数
27日(木) 米・耐久財受注、GDP
28日(金) 米・個人消費(PCE)、ミシガン大指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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