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【25日ドル円予想】ドルの強さ際立ち「有事のドル買い」加速 円安進行か
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日25日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日24日のドル円相場は、ソフトバンクによる2兆円規模の米・Tモバイル株売却にともなう円買い観測 (↓) が支えとなりつつも、ナスダック指数の史上最高値更新など米株高によるリスクオン (↑) が意識され反発、安値106.38から高値107.07のレンジで上昇しました。
(USD/JPY ~6月25日、15分足)
巨額円買い観測一巡ののちNY時間にドル急騰
前取引日24日、106.51でオープンとなったドル円は、前日23日に発表されたソフトバンクによる2兆円規模の米・Tモバイル株売却にともなう巨額円買い観測 (↓) が重荷となり下落、早朝に安値106.38をつけました。
しかしその後、東京株式市場がオープンとなるや、前日のナスダック史上最高値更新など米株高によるリスクオンの動きが台頭 (↑) 、レートはじり高展開へと移行しました。さらにNY時間には、好調だった米株の急落で投資家心理が悪化するも「有事のドル買い」つまり安全資産としてのドル資金確保の動きが発生し円安に拍車がかかったことで、レートはさらに上昇して高値107.07到達ののちクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、ソフトバンクによる2兆円規模の米・Tモバイル株売却にともなう円買い観測 (↓) での円高予想、またその後の、ナスダック指数の史上最高値更新など米株高によるリスクオン観測 (↑) での円安予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、米株安によるリスク回避での「有事のドル買い」の見通し、および今夜発表の米GDPや雇用関連指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
米株安を受けた「有事のドル買い」今夜も継続か
昨日24日、米国株式市場が急落したことでリスク回避の流れが発生、これをうけ外為市場では、安全資産として米ドルを買う「有事のドル買い」の動きが勢いづいて、ドル円レートが円安方向へ大きく振れる事態となりました。この流れは本日も続くと見られることから、有事のドル買い継続で円安展開が維持される (↑) との見方が出ています。
ただ一方で、通常であれば、リスク回避が強まった相場で買われるのは日本円であることが多いことから、イレギュラーな動きともいえる「有事のドル買い」の動きが今晩にかけて一巡すれば、しだいに通常通りの「リスク回避の円買い」が優勢となり、NY時間にかけて円高が強まる (↓) のではないか、との見方も浮上してきています。
米株急落を受けての「有事のドル買い」の見通しに関し、この流れが今夜にかけても継続しての円安予想 (↑) と、ドル買い一巡ののちは通常通り「リスク回避の円買い」が優勢となっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜の米GDPや雇用関連指標には上振れ期待
今夜21:30以降、米・1~3月期GDP、新規失業保険申請件数など、ドル円レートに影響の大きな経済指標が順次発表となります。なお今月発表された米雇用統計は大幅な改善となっており、この流れを引き継いで、今夜発表の指標も改善が見られれば、米景気の回復見通しが大きく改善し、発表後にレートは円安に振れる (↑) のではないか、との見方が出ています。
ただし一方では、この6月に発表された米経済指標は、全体的にはさえない数字となったものも多く、米雇用統計の改善はあくまで個別事象にすぎないとの見方も出ています。このため、本日発表の指標はコロナ禍の影響を払拭しきれず悪化となり、発表後にリスク回避の円高が進む (↓) 、との見方も浮上しています。
今夜21:30以降に順次発表となる米GDPや新規失業保険件数などの指標見通しに関し、米雇用統計の大幅改善を引き継いで上振れとなっての円安予想 (↑) と、コロナ禍の影響を払拭しきれず下振れが続いての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
25日(木)米・1~3月四半期実質国内総生産(GDP、確定値)、新規失業保険申請件数
26日(金)米・5月個人所得、5月個人消費支出
29日(月) 米・5月住宅販売保留指数
30日(火) 米・6月消費者信頼感指数
7月1日(水) 米・ADP雇用統計、6月ISM製造業景況指数
2日(木) 米・6月失業率、失業保険申請件数
3日(金) 独・6月PMI
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。