ドル円FX予想:短期的な調整売り 先高感変わらず押し目買い観測

本日のドル円は135.30付近。先週末は米6月ISM製造業景況指数の低下などを材料にドル調整売りが続き、ドル円は一時的に頭重い展開。本日海外時間にかけては押し目買い観測が出ている。

なお前回配信のFX有料レポートでは、米6月ISM製造業の下振れ観測を背景とした円高予想を掲載し、こちらが的中。

→ 有料版レポート:プロが予想するドル円節目レートは?

短期的な調整売り 先高感変わらず押し目買い観測

前週末の海外市場では米長期金利が大きく低下し、1ヶ月ぶり低水準の2.79%台をつけた。材料視されたのは、同日発表となった米6月ISM製造業景況指数の低調な結果だ。こちらは市場予想を下回る53.0と、2020年6月以来の低水準をつけ、米長期金利低下の端緒となってドル売りにつながった。

とはいえ視野を広げて見ると、先週半ばにドル円は約24年ぶり高値の137.01まで上昇、しかもその1ヶ月ほど前には安値126.36をつけていたことから、わずか1ヶ月と少しで値幅10円以上の急伸を示した直後であり、先週末から本日にかけての地合いについて市場関係者からは、達成感によるひとまずの調整売りと見る声が多い。

ファンダメンタルズ的には、米国における積極的な利上げ姿勢が中長期的なドル買い見通しを堅固にしているほか、日本では逆に大規模な金融緩和から脱却できていないことで円売りの長期化観測も揺るがず、この両極端なドル高・円安観測を背景にドル円の中長期的な上昇トレンドが崩れていない。

目先では米経済指標の上下や株価の騰落に振らされてドル円も上昇と調整売りを繰り返しているが、長期チャートで見ると、2021年以降ずっと下値切り上げの推移が続いている状況も変わらない。したがって目先の相場でも、調整売りが一巡すればまた上値切り上げの展開に戻るというのがメインシナリオと考えられる。

ドル円日足チャートは、上昇トレンド継続の見通しにつながる日足ボリンジャーミッドバンド付近となる134.80-.90にタッチして以降、本日夕刻にかけて反発基調が続く。これから海外時間にかけて売り一巡感が強まれば、今後は135円台で押し目買いの強まる展開が見込まれよう。

現水準の上方では、心理的節目136.00までに一目転換線135.60付近、5日移動平均135.80付近、日足ピボットR1の135.90付近などが位置し、やや上値の重さが意識されそう。ただ下値メドとして意識される上述の日足ボリンジャーミッドバンドにタッチしてから反発地合いが鮮明となっていることを考えると、海外時間にかけてはこうした水準をこなしつつ136円台を目指す展開が考えられよう。とはいえ136円台を買い上がるにはもう一段の買い意欲が必要か。目先の上値メドは136.00あたりだろう。

現水準の下方では、135.30付近に日足ピボットP、かつ先週末終値が位置し、このあたりで一時値動きが限定される可能性がある。ここを割れると次は心理的節目135.00、さらにその下はボリンジャー日足ミッドバンドの134.90付近が意識されるが、上述の通り目先の地合いは底堅いとみられ、134円台ミドルといった水準まで急激に下げる展開は見込みにくい。
→約24年ぶり高値更新後も地合い強さ崩れず、プロのドル円FX予想は?

 

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