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【1日ドル円予想】米コロナ見通し交錯も、今夜の米ADP雇用統計には改善期待

【1日ドル円予想】米コロナ見通し交錯も、今夜の米ADP雇用統計には改善期待

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日1日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日30日のドル円相場は、中国による香港国家安全法の採択 (↓) が上値重しとなったものの、月末のポジション調整による円安圏での推移は継続 (↑) し、安値107.52から高値107.98のレンジを上昇トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~7月1日、15分足)

月末ポジション調整で108円目前の水準まで上昇

前取引日30日、107.54円でオープンとなったドル円は、中国が香港国家安全法を採択したことによる米中対立激化懸念の高まり (↓) で上値が重い推移が続き、NY時間までには安値107.52円まで下落しました。

しかしその後は、先月末の展開と同様、月末特有のポジション調整によるドル買い注文 (↓) が円安圧力となって反発、高値107.98円に到達ののち上げ渋ってクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、香港国家安全法を中国が採択することでの米中関係悪化懸念 (↓) を重荷とした円高予想、また、4月末・5月末に続く月末のポジション調整による円安圧力 (↑) での円安予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、米でのコロナ第二波に関する見通し、および今夜の6月ADP雇用統計など米経済指標の見通しが、アナリストらから材料視されています。

米NY州で感染対策が奏功、心理悪化に歯止めか

新型コロナウイルス感染第二波の広がる米国で、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が「現状のままでは新規感染者数が大幅に増加する恐れがある」との懸念を示したことが報じられており、今夜NY時間にかけて、本発言や感染拡大に関する続報から米経済見通しが悪化し、円高が強まるのではないか (↓) 、との見方が浮上しています。

ただ一方で、経済規模の大きいニューヨーク州では、厳格な対策により感染者数の減少傾向が続いており、こちらを嚆矢として米国の感染対策状況が徐々に改善する可能性もあることから、今夜NY時間にかけて過度なリスク回避の流れが後退し円安が強まる (↑) 、との見解も出ています。

米でのコロナ感染拡大状況に関し、ファウチ所長が懸念を示したことが意識され投資家心理が悪化下しての円高予想 (↓) と、ニューヨーク州での対策成功を端緒として過度な懸念が巻き戻されての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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米・ADP雇用統計が発表へ 指標の改善傾向続くか

今夜米国では、20:00にはMBA住宅ローン申請件数、21:15以降には雇用統計の前哨戦である6月ADP雇用統計など、重要な経済指標が順次発表となります。なお昨日発表の米・6月消費者信頼感は良好な数字で円安をサポートする結果となったことから、今夜の指標も昨日の流れを引き継いで上振れとなり、発表後に米景気見通しが改善してレートが円安に振れる (↑) のではないか、との見方が出ています。

ただし一方では、6月に発表された米経済指標を見渡してみると、全体としてはさえない結果となった指標が多く、米経済がいぜんコロナショックからの回復基調にはいたっていない、との見方を示すアナリストも見られています。このため、本日発表の指標も下振れとなり、発表後にレートが円高に振れる (↓) のではないか、との見解も浮上しています。

今夜順次発表となる6月・ADP雇用統計などに関し、昨日の米・6月消費者信頼感指数の流れを引き継ぎ上振れとなっての円安予想 (↑) と、いぜんコロナショックの影響からの脱却が果たされずさえない結果となっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

7月1日(水) 米・ADP雇用統計、6月ISM製造業景況指数
2日(木) 米・6月失業率、失業保険申請件数
3日(金) 米休場

6日(月) 米6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、6月ISM非製造業景況指数
8日(水) 米・MBA住宅ローン申請指数、5月消費者信用残高
9日(木) 米・新規失業保険申請件数、5月卸売在庫・売上高
10日(金) 米・6月卸売物価指数(PPI)

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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