ユーロ円見通し:ユーロドルの下落や独日長期金利差の縮小を背景に下落進むか
26日 12:30更新
直近のユーロ円は、本年1月3日の137.38円が年初来安値です。1~2月は137~142円台でレンジが続いたものの、2月半ばからの上昇で、5月2日の151.61円が年初来高値となった後に反落。しかし6月に反発し、8月30日の159.76円が年初来高値となりました。ただし、6月後半以降157円台を中心とする高値圏での小動きが続いており、特に8月半ば以降の値動きが停滞中です。9月後半入りしても状況は変わらず、本日26日は157円台後半で取引されています。
157円台中心の高値圏を上方ブレイクして上昇を再開するか、高値圏から反落して節目価格150円を目指すか、今後の展開が注目されます。
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安値更新が続くEUR/USDの影響を受けた下落発生(↓)
2023年のユーロドルは、大枠ではレンジの値動きが続いているものの、7月半ばにレンジの天井を付けて現在は下落中です。
8月半ばには200EMAタッチ後に反発しましたが、9月に入ると200EMAは完全に割れて、下落再開により直近安値の更新が続いています。
ユーロ円はユーロドルの値動きの影響を受けるため、今後中期的にユーロ円は下落する(↓)可能性があります。
縮小が続く独日長期金利差の影響(↓)
独日長期金利差は昨年11月から拡大が生じたものの、4月後半にピークアウトした形となりました。以後は徐々に縮小が続いています。
独日長期金利の縮小は現在も継続しており、9月後半には昨年12月上旬の水準まで縮小が進みました。なお、昨年11月の金利差拡大のスタート地点には、まだ若干の距離も残されています。
ユーロ円の下落圧力となる独日長期金利差の縮小継続を背景に、中期的にユーロ円は下落する(↓)可能性があります。
ユーロ円予想 関連経済イベント
27日(月) 日本:日銀・金融政策決定会合議事要旨
28日(木) ユーロ:9月消費者・経済信頼感
29日(金) 日本:9月東京都区部消費者物価指数(CPI)、8月失業率他、8月鉱工業生産
ユーロ:9月消費者物価指数(HICP)
2日(月) 日本:7-9月期日銀短観
ユーロ:9月製造業購買担当者景気指数(PMI)、8月失業率
4日(水) ユーロ:9月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)、8月卸売物価指数(PPI)他
9月(月) 日本:休場
10日(火) 日本:8月国際収支・貿易収支
12日(木) 日本:8月機械受注
13日(金) ユーロ:8月鉱工業生産
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