【8月27日 ドル円予想と根拠】米通商問題見通しが改善、大相場で疲弊の市場はどう反応?

【8月27日 ドル円予想と根拠】米通商問題見通しが改善、大相場で疲弊の市場はどう反応?

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今日8月27日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は105.31 – 106.83となっています。

今日の予想材料としては、米の対外貿易政策で見通しが改善したことや、トランプ米大統領の突発的行動で市場に疲労感が出ていることなどが、アナリストらの強い関心を呼んでいます。

今日までの流れ:週初からトランプリスクで大相場

昨日の外為市場では、急激な円高後に急激な反発となり、ほぼ2.0円という大きな値幅(104.45 – 106.40)を行って来いの大相場となりました。

先週末の中国による対米報復関税と、それに対するトランプ米大統領の対中関税追加ツイートで、市場は報復関税の応酬による米中貿易戦争リスクを強く意識、週明け26日は大きく下窓を開けてスタートしました。

さらに同日朝方には、トルコリラ円急落なども重しに104.80円付近のストップロス売りを巻き込んで一段安となり、ほぼ二年半来安値となる104.45円付近まで急激に円高が進みました。

しかし欧州時間になると、トランプ米大統領が今度は「中国から通商協議再開を望む連絡があった」ことなど、米中協議再開を示唆するツイートを投稿しました。これで市場のリスクオフの動きは一気に巻き戻され、今度は106.40円付近まで上昇しました。

こうした、トランプ米大統領のツイートを端緒とする急変動が相次いだことで、今日も「トランプ氏がいつまたすべてをひっくり返すかわからない」との認識が拡がり、ひとまず東京時間では手控えムードからの上値重い展開が継続しています。

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今夜の予想:市場疲弊も米通商問題好転でリスクオフ一服か

しかし、こうしたなか、FXアナリストらが出した今日のドル円予想を独自集計すると、米の対外貿易政策で見通しがやや改善していることを支えとする言及も一定数見られています。

米中と米日・米欧の通商問題が見通し改善

まず、米中の通商協議については、「中国から協議望む連絡あった」とのトランプツイートにより、一転、両国の歩み寄りへ期待が高まっている状況です。」

中国高官からは協議再開の交渉について「聞いていない」といった発言も出ているものの、中国側からも「貿易戦争激化は望まない」との発言があり、事態がようやく進展する可能性が見えてきています。

また、トランプ米大統領と安倍晋三首相は米日通商交渉が合意に至ったことを昨夜明らかにしており、加えてトランプ米大統領は、欧州に対しても追加関税の発動なく貿易協定合意可能との見通しを示しました。

今夜NY時間、これらのトピックについてさらに進展報道が出れば、ヘッドラインに反応して上値を追う展開が鮮明化する可能性があります。

米株下落もトランプの強硬姿勢緩和に一役か

さらに、米株価を自身の業績のバロメーターとしてきたトランプ米大統領が、このところの自身の強硬な対外政策による株価下落を問題視し始めたために、中・欧・日などへの圧力の緩和へ向かう、との見立ても根強いものとなっています。

そして、この見立てを、今日にかけてトランプ米大統領から対外貿易政策において見通し改善につながる情報が出たことの裏付けと見る向きもあります。

市場「全面高」も参加者には疲弊の色

ただ一方では、先週末からのトランプツイートによる「ジェットコースター相場」で市場は疲弊しており、今日のところは買い手控えで上値の重い展開が継続する、とのアナリスト予想も見られています。

昨日のNY時間は「事態好転」のステータスでクローズを迎え、米長期金利は下げ一服、株・ドル円は反発で取引を終えたものの、今後いつまたトランプ大統領から予期せぬツイートが飛び出すかわからないという警戒感も市場にただよっており、一方的にドル買いが進行することはないのでは、というのが、これらアナリストの見解となっています。

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予想の集計結果:アナリスト支持の多い材料はどちらか

このように、今日のアナリスト予想を集計した結果、米中通商交渉や米日・米欧交渉の見通しが改善しつつあることと、トランプの不測行動へ警戒感が高まっていることが、アナリストらの主要な関心事となっていることがわかりました。

しかし、それぞれのトピックを今日のドル円予想材料とするアナリストの数は、片方が多く、もう片方が少ないものとなりました。

そこで、ドル円予想レポート(有料版)では、より多くのアナリストが支持する予想材料を、より信憑性の高いものとし、ファンダメンタルズ分析に基づく上値メド・下値メドとともに解説しています。


今日のドル円予想で最もアナリスト支持が多かった材料と、エントリーの目安となる下値メド予想と根拠解説は、こちらのドル円予想レポート(有料版)でご確認ください。

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今夜の経済指標と予想

上記の主な材料のほかにも、今夜は米ケースシラー住宅価格指数米・8月消費者信頼感指数(カンファレンスボード)など、その結果によってドル円レートが反応する可能性の高い経済指標も発表予定となっています。

こうした経済指標に対しても、アナリストらが結果予想を行っており、それをもとに、今夜のドル円に発生するトレンドを予想することができます。

今日明日の経済指標予想と、それに対するレートへの影響予想は、ドル円予想レポート(有料版)でタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。

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