【9月3日 ドル円予想と根拠】米中見通し不透明も今夜の米指標に期待感
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今日9月3日のレンジ予想と根拠 サマリー
今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は105.76 – 106.70となっています。
集計結果では、米中高官が9月上旬に通商協議を予定していたものの、日程設定が難航し両国の対立懸念が継続していることが注目される一方で、今夜発表予定となっているISM指数などの米・重要経済指標に底堅さ期待が出ていることなどが、アナリストから材料視されています。
今日までの流れ:リスクオフ基調のなか底堅さ示す
昨日9月2日のドル円は、106.10円台で東京時間オープンののち、米中の追加関税発動を受けてリスク回避のドル売り圧力により105円後半まで円高が進んだものの、レートは底堅さを見せ106円へ持ち直し、そのままロンドン市場の取引へと移りました。
ロンドン時間は106円台前半のレンジで推移したものの、米中対立に関して9月上旬に開催予定とされていた両国の高官会合が日程設定に難航しているとの報道で見通しが悪化、ドル円も下押して106.30円台でクローズしました。
その後のNY市場はレイバーデーで休場となっており、方向感を書いたまま2日の取引を終え、106円代前半を保って3日の取引へと渡りました。
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今日のドル円予想:米中見通し不透明も今夜の米指標に期待感
アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、米中の9月高官会談の設定難航で懸念継続していることが円高材料となる、との見方の一方で、今夜発表予定のISM指数など米重要経済指標に底堅さ期待が出ており圧力が意識されていることなどが、アナリストから材料視されています。
米中会談設定の難航で見通し不透明化
9月1日に米は対中関税第四弾を発動、また同日中に中国も報復関税を発動としたことで、両国の対立姿勢は鮮明化しており、同問題の長期化も見通しも相まって、ドル円の重しとなっています。
同問題によって米中両国には関税賦課による経済への負担がのしかかり、両国とも「これ以上の関税戦争激化は望まない」との意向が見えるなか、この9月上旬には米中両国が高官級の会談を設けるとの報道が流れ、一時見通しが改善していました。
しかし昨日になって、この高官級会談の日程が決まらず開催のメドが立っていないとの報道が出て、再び米中対立の見通しは不透明化しています。
この高官級会談の開催難航との報道で米中対立への懸念が鮮明化し、今日のドル円相場では円高圧力が勝る、というのが、こうした予想をとなえるアナリストらの見解と言えます。
対立継続も今夜の米指標には期待感
ただ一方では、こうした米中対立の激化・長期化にもかかわらず米国の経済指標は強い内容となっているものが多く、いぜん市場心理に底堅さが見られることを指摘する声も挙がっています。
そして、今日発表となる米ISMなどの重要経済指標の事前予想も底堅いものと見られており、米指標発表結果が予想通りとなれば、米景気の強さ裏付けとなり今日のドル円相場に円安圧力が生じる、という予想も、複数のアナリストから挙がっています。
今夜発表される米ISM製造業景況指数とは、米の製造業300社以上の仕入れ担当者へのアンケートによって調査される景気指数で、景気転換の先行指標と言われています。こちらが50を上回れば景気拡大とされ、前回値は51.2、今回も同値との事前予想が立っています。
同じく今夜発表の米建設支出は、米で着工された住宅や商業施設にかかった建設会社の費用を集計して算出するもので、GDPや景気動向を占う指標とされています。こちらは前回値-1.3%に対して今回予想は0.3%と、マイナス圏からの改善となる事前予想になっています。
こうした米経済指標の好結果期待による円安予想と、米中対立懸念継続による円高予想とで、それぞれを支持するアナリストの内訳を比較した結果、今日の相場でどちらが主流のドル円予想となっているかがわかります。比較結果は今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)でご確認下さい。
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欧州金融緩和姿勢もドル円レートへ波及か
アナリストらが注目する今日のドル円材料としては、この他にも欧州の金融緩和姿勢の強まりによるドル円への影響、また継続するリスクである米利下げ観測の強まりにつき見通し変化が見られることなども注目を集めています。
こうした今日の予想材料が、何人のアナリスト予想レポートから言及されているかを集計し、最も言及の多かったものを今日の重要材料として解説しているのが、今日のドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)です。
本レポートでは、このほかにも、ドル円の動きに影響を与える様々な重要経済指標の発表スケジュールと、それぞれに対するアナリストの予想がタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。今日FXトレードをお考えであれば、取引前に内容をご確認いただくことをおすすめいたします。
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