【9月26日 ドル円予想と根拠】米中見通しに明るさ、今夜は米GDPも発表

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【9月26日 ドル円予想と根拠】米中見通しに明るさ、今夜は米GDPも発表

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日26日のドル円相場予想を行います。

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昨日の市況 ダイジェスト

昨日のドル円相場は、トランプ弾劾懸念の後退米・8月新築住宅販売件数の強い結果米中交渉の早期合意への期待感上昇を支えに、安値107.00円近辺から高値107.90円付近まで大きく上昇する展開となりました


(USD/JPY ~9月26日、1時間足)

トランプ弾劾懸念後退、米指標も強い結果に

昨日のドル円相場は、トランプのウクライナ不正疑惑による弾劾懸念を重荷に107.00円付近の円高圏でスタートしましたが、NY時間となる23時ころ、トランプ米大統領がウクライナ大統領との電話記録を公開したことでトランプ弾劾への過度な懸念が後退し円高の巻き戻しから107.70円台まで上昇しました。

また同時間帯に発表された米・新築住宅販売件数が予想を上回る強い結果となったことも、ドル買い戻し円安の支えとなりました。

米中交渉合意への期待感が上昇

さらに、トランプ米大統領が米中通商交渉につき早期合意の可能性を示唆したことも支えとなり、レートは一時107.90円付近まで上昇しました。ただ、こちらはウクライナ不正疑惑によるトランプ弾劾懸念から気をそらすための発言との見方もあり、実際に米中が早期合意に至る可能性を指摘するアナリストは多くはない模様です。

こうしたなか、昨日のアナリスト予想集計結果では、トランプ弾劾懸念の後退、および米新築住宅販売件数の改善による円安予想が昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されており、こちらの予想が的中する結果となりました。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場は、トランプ発言を受けての米中協議進展見通しにまつわるヘッドラインのほか、NY時間の米・GDP確定値による景気見通しの変化が特に材料視されそうです。

トランプ発言受け米中交渉見通しに明るさ

昨夜トランプ大統領が「中国との貿易協議は早期合意の可能性」と発言したことで、市場では米中通商交渉の早期解決期待が浮上しています。

一方では、この発言はウクライナ不正疑惑から目をそらすための発言にすぎないとの見方もあるうえ、米中協議は来年の米大統領選通過後まで結論が出ないとの見方も出ているものの、市場では近く開催される閣僚級米中協議にも期待感が高まっており、実際に昨夜のレートは1円近い上昇を見せています。

こちらにつき、今夜のNY時間にはなんらかの報道が出ると見られ、レートも上下いずれかに大きく振らされそうです。米中交渉進展見通しについてのアナリスト見解の調査結果とドル円予想は、本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてお読みいただけます。

米・GDP確報値が発表へ

また今夜は米・GDP確報値が発表となります。こちらの結果が米景気見通しを左右し、ひいては米利下げ見通しへ影響を与える可能性が高いため、市場では大きな注目を浴びています。

先週のFOMCで年内米追加利下げ期待後退からドル買い・円安の流れが出たものの、その後はFRB追加利下げ期待が盛り返し円高、続いて昨夜は米地区連銀エバンズ総裁発言で利下げ期待が後退し再度円安と、米利下げ見通しの変化でレートが高下する展開が続いています。

こうしたなか、今日発表となる米GDP確報値が悪化すれば再び円高、改善なら円安の可能性が強まることになります。さらに、他の経済指標発表でもこうした傾向が考えられるため、今後数日の指標発表(下記)にも注目が必要です。

26日(木) 米・国内総生産(GDP)確報値
27日(金) 米・PCEコア、耐久財受注
30日(月) 米・シカゴ景気指数
1日(火) 米・ISM景気指数、製造業購買管理者指数
2日(水) 米・ADP雇用統計

これらの経済指標が何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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