【10月29日 ドル円予想の根拠】米中に「大きな合意」期待浮上、今夜の米指標も好調予想

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【10月29日 ドル円予想の根拠】米中に「大きな合意」期待浮上、今夜の米指標も好調予想か

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日29日のドル円相場予想を行います。

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昨日の市況 ダイジェスト

昨日28日(月)のドル円相場は、米中通商交渉に関し想定より大きな合意の可能性が浮上したことで上伸、節目の抵抗線109.00円で上げ一服となり、安値108.66円から高値109.04円のレンジで堅調に推移しました。


(USD/JPY ~10月29日、30分足)

リスク進展で心理好転も、日中は横ばい

先週末に米中協議や英離脱といった大きなリスクファクターに進展が見られたことを通過し、明けた昨日の東京時間は、先週からの高値圏となる108.70円付近でスタートしました。

市場心理の好転を支えに続伸の続く日経平均は昨日も堅調推移となり、ドル円も昼ころには108.79円まで上昇しましたが、この日は特段の経済指標発表などもなく、FOMCを前に一段と買い進む材料も不足していたことから失速、続くロンドン時間にかけては安値108.66円まで円高に振れる場面も見られました。

米中交渉期待増大、節目109.00円付近まで円安

しかし夜間に入ると、トランプ米大統領より中国との通商協議が予定より大きな合意に至る可能性について発言があり、市場では一気にリスクオフの動きが後退、レートはNY時間中に高値109.04円をつけました。

しかし、このところの節目109.00円が強力な上値抵抗線となり、この際も上抜けは果たせずに上げ一服となりました。その後もリスクオン心理は維持されたものの、109.00円手前の水準でもみ合いの商状が続き、108.90円台でこの日の取引を終えました。

こうしたなか、昨日のアナリスト予想集計結果では、米高官発言に関するヘッドラインなどを根拠とした、米中交渉がさらに進展するとの見方による円安予想、および、心理的節目かつ200日移動平均も重なる109.00円付近が上値メドになるとの予想が、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にて指摘されており、こちらが的中する結果となっています。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場では、米中協議での合意案署名に関する見通しが重要材料と見られているほか、FOMC前で景気見通しに関心が集中する中での今夜の米・消費者信頼感指数の結果も、アナリストらに材料視されています。

米中期待でのリスクオン円安は継続か

昨夜のNY市場オープンに前後して、トランプ米大統領から「中国と予定より早く合意署名の見通し」「想定よりも大きな(対象についての)合意となる」との発言が出たことで、市場では米中協議への進展期待が高まり、ドル円レートも一時109円台に載せるなど、リスクオンの動きが強まっています。

同協議に関してはこれまで一進一退の展開が続いていたものの、今回は具体的な進展が見られており、さらにテクニカル的にも109.00円の節目を一時上抜けたことで上値余地が広がったと見られていることから、今日は円安圧力が優勢となり、明確に109円台に載せる展開となるのではないか、との予想が、アナリストらから挙がっています。

ただ、こうした状況の一方で、アナリストからは、同協議がはらむ大きな問題の数々を意識したうえで、合意の道筋の長期化は避けられないと指摘する声も出ており、リスクオンの動きは今夜にかけ限定される、との見解も浮上しています。

こうしたアナリストらの今日のドル円予想を集計した結果、円安・円高のどちらの見通しが優勢となっているかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認いただけます。

今夜の米消費者信頼感に高い注目

また、今夜に発表となる米・10月消費者信頼感指数の結果予想も、アナリストらから重要材料視されています。

今日からFOMC(米中銀の金融政策会合)が開催されており、米政策金利発表を明日に控えるなかで、今日の米消費者信頼感の結果が弱い内容と受け取られた場合は、米利下げ見通しの強まりからドル安・円高、逆に結果が強い内容と取られれば、利下げ見通し後退でドル高・円安の圧力が高まることになります。

現在のところ、米消費者信頼感の市場予想は改善と見られていますが、さらにこの市場予想を上振れるか下振れるかで、アナリスト予想が分かれている状況です。こちらに関するアナリスト予想の集計結果は、今日配信分のドル円レポート有料版にてご確認いただけます。

なお、このほかにも、今週は重要な経済イベントや経済指標発表がいくつも控えています。こちらについては、結果が悪化なら米景気懸念増大で利下げ見通しが強まり円高、改善すれば景気懸念後退・利下げ見通し後退で円安の可能性が強まることになります。

29日(火) 米・ケースシラー住宅価格、消費者信頼感
30日(水) 米・FOMCで政策金利発表、ADP雇用統計、GDP
31日(木) 日・政策金利発表、米・雇用コスト、PCEコア
1日(金) 米・ミシガン大消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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