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【11月25日 ドル円予想と根拠】香港選挙は民主派が圧勝、楽観見通し浮上か
今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日25日(月)のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
先週末22日(金)のドル円相場は、米中第一段階合意への期待感上昇や、米PMIなど経済指標の上振れを支えに、安値108.48から高値108.73まで上昇しました。
(USD/JPY ~11月25日、15分足)
米中期待復調、米PMIも上振れで円安
先週末22日、東京時間に108.58でオープンしたドル円は、日中は新規材料を欠き、狭いレンジを弱含みで推移したのち、ロンドン時間にかけては安値108.48をつける展開となりました。
しかしNY時間に入ると、トランプ大統領が米中第一段階合意が近いと示唆 (↑) して米中通商協議への期待感が上昇したこと、また米PMIが市場予想を上振れ (↑) るなど経済指標が好調であったことを背景に、高値108.73まで円安をつけました。
なお、先週末に配信されたドル円アナリスト予想レポート有料版では、米中交渉への悲観的ムードの後退観測 (↑) や米・11月PMIの改善見通し (↑) による円安予想が出ていたことが掲載されており、こちらが的中する結果となっています。
今日のドル円予想と主要材料
今日25日(月)、市場に出ているFXアナリスト予想を見渡すと、香港選挙の結果に対する反応や、今夜の米株動向見通しが、今日のドル円レートの材料として注目されています。
香港選挙の民主派圧勝、市場は様々な見方
昨日24日、香港では区議会選挙が行われ、その結果をふまえた米中の反応に市場は注目を注いでいます。
デモ拡大など混乱の深まるなか行われたこの選挙の結果は、親中派を民主派が大幅に引き離す圧勝と伝わっており、デモ実施陣営にとっては有利な状況と言えます。これをうけて香港株が上昇すれば、そちらを支えにリスクオフ後退 (↑) となり円安になるのではないか、とのアナリスト予想が出てきていまs。
ただ一方では、これがデモ陣営の支援を明言した米政府による「香港人権法案」成立を後押しし、それに反発する中国政府が強硬姿勢を強める (↓) ことで、今夜NY時間のいずれかのタイミングに円高方向へ動意づくのではないか、との懸念も浮上しています。
こうした、香港情勢をめぐる楽観的見通しの強まり (↑) による円安予想と、中国の反発へ懸念 (↓) が高まることでの円高予想で、今日はどちらのアナリスト予想が優勢であるか、その集計結果は本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認ください。
米株推移へ心理下支え期待か
また、今日の米株価見通しにも、市場から強い関心が注がれています。
このところの米経済指標の結果をふまえ、市場では、今後も米景気が底堅く推移するのではないか、との見通しが強まっています。さらに年末にさしかかっている現在、消費への期待感は株価の押し上げへとつながっており、事実先週末には、米株主要三指数とも反発しており、これで調整局面が一巡しつつあるとの見方が出てきています。
今夜の米株についても堅調見通しが強まれば、そちらを支えとしたリスクオン円安が期待される状況です。今日の米株上昇への期待感に寄る円安予想と、今日の株価ふらつき観測による円高予想で、アナリストらが支持する予想がどちらであるかは、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認ください。
今後の経済イベント見通し
このほか今週は、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば円安、悪化なら円高の可能性があり、ドル円材料として市場から関心が注がれています。
26日(火) 米・パウエルFRB議長発言、新築住宅販売件数
27日(水) 米・GDP、米・PCEコアデフレーター
28日(木) 欧・消費者信頼感、独・消費者物価指数(CPI)
29日(金) 欧・消費者物価指数(HICP)、10月失業率
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。
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