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【11月29日 ドル円予想と根拠】香港法案で中国報復示唆も動きなし 米中協議楽観論に傾く
今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日29日(金)のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
昨日28日(木)のドル円相場は、米国で香港人権法案にトランプ大統領が署名して、一時下落しましたが、安値109.33から高値109.55まで小幅な値動きでした。
(USD/JPY ~11月29日、15分足)
香港人権法案成立で一時下落も持ち直す
前日に米国で香港人権法案にトランプ大統領が署名した (↓) と報じられ、市場では一時リスオフとなり、109.33円まで円高になりましたが、急落はせずに持ち直したこと (↑) で底堅い動きとなりました。
東京市場では、下落後に109.48円まで戻しました。
欧州時間は、徐々に上昇し、109.5円前後まで上昇しました。
続くNY時間は、米国市場が休みだったことで夜は殆ど動きがなく、小幅な値動きで終わりました。
今日のドル円予想と主要材料
今日29日(金)、市場のFXアナリスト予想を見渡すと、米国市場休みで参加者減や、米中協議への楽観的見方が、ドル円の材料として注目されています。
米国市場休みで参加者減
昨日、米国市場が感謝祭で休みで、本日も株式・債券市場が短縮営業となり、週末・月末、さらにブラックフライデーが重なることから、市場参加者が少なく、閑散相場となりそうです。
閑散相場となる中で米中協議へのニュースに神経を尖らせる展開となりそうです。
いつもより参加者が少なく、ニュースに反応する度合いが大きくなり、普段より大きく動く可能性があります。
今日これから続くとみられる米中関連のヘッドラインに関し、中国からの報復 (↓) による円高予想と、米中交渉合意への楽観的見方 (↑) での円安予想で、アナリストのあいだではどちらの観測が優勢であるか、集計結果は本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認ください。
米中協議への楽観的見方
また一方では、米中協議への楽観論が根強く、アナリストらから材料視されています。
米国の経済指標が好調だったことから、トランプ大統領は、中国への強固な姿勢を続けるものと推測されます。
中国は、景気減速懸念から米国にすり寄る可能性が指摘されており、米中協議が合意へ進むとの予想が見られました。
ただし、楽観論に傾きすぎているとの指摘もあり、香港法案も圧倒的多数での可決だったことで米中協議への影響があるとの見解もありました。
今日のドル円相場は、米中協議への楽観論 (↑) による円安予想と、楽観論が行き過ぎている (↓) という円高予想で、アナリストらの支持はどちらに傾いているか、集計結果は、本日配信分のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認ください。
今後の経済イベント見通し
このほか来週は、月初なので、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。特に米雇用統計が来週の金曜日に発表されますので、それまでの経済指標が米雇用統計を占う上でも重要となっています。
29日(金) 欧・消費者物価指数(HICP)、10月失業率
2日(月) 米・ISM製造業景況指数、PMI
3日(火) 豪・政策金利発表、欧・PPI
4日(水) 米・ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数
5日(木) 米・貿易収支
6日(金) 米・雇用統計、ミシガン大指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。
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