【2月3日ドル円予想と根拠】ウイルス懸念も中国株に底堅さで下げ止まりか

【2月3日ドル円予想と根拠】ウイルス懸念も中国株に底堅さで下げ止まりか

先週末からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日3日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況ダイジェスト

先週末31日のドル円相場は、新型コロナウイルスによる経済的影響への懸念増大 (↓) と米経済指標のさえない結果 (↓) を重荷に、高値109.14から安値108.31まで下落しました。

（USD/JPY ～2月3日、15分足）

先週末31日、108.89で東京時間オープンとなったドル円は、方向感なく高値109.14まで小幅に上昇したものの、ロンドン時間にかけ新型コロナウイルス感染拡大懸念 (↓) で反落、軟調推移へと移行しました。

NY時間には、米12月個人所得が予想下振れ (↓) 、その他の米指標もさえない結果となり、レートは安値108.31まで下落しました。のち米航空大手の中国直行便運休なども新型ウイルスの経済的影響懸念に拍車 (↓) をかけ、下値圏のまま週の取引を終えました。

こうしたなか、先週末に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）」では、新型ウイルスによる経済的影響への懸念の高まり (↓) と、米経済指標への期待感後退 (↓) による円高予想が掲載されており、これらが的中しました。

今日のドル円相場については、株価動向の見通し、および今夜の米主要経済指標の見通しが、アナリストらから材料視されています。

先週末、新型コロナウイルス感染拡大への懸念の高まりをうけ、米国株市場は約半年ぶりの下げ幅での急反落、また春節連休明けの上海株も下落、さらに日本株も下落となっており、これら株価動向を重荷としたドル円レートの下押し (↓) が警戒されています。

ただ一方では、春節連休中のウイルス懸念を織り込むかたちとなる今日の上海株に関して、市場が懸念したほどの下げ幅にはなっていない、との見解もあり、中国株下値限定での心理持ち直し (↑) により、きょうのドル円に底堅さを期待する声も、一部のアナリストから挙がっています。

こうした、市場心理のバロメーターとして株価動向に関し、底堅さを示すとの期待感 (↑) による円安予想と、強い下押し圧力への警戒感 (↓) による円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）」にてご覧ください。

今夜NY時間、24:00には米1月ISM製造業景況指数、またそれに前後して米1月製造業購買担当者景気指数（PMI）など、ドル円レートに強い影響を及ぼす傾向のある経済指標が発表予定となっています。

ISM製造業などは、昨年末にかけて発表結果の下振れがドル円急落へつながったこともあり、今夜の結果にも下振れ警戒感 (↓) を示すアナリストが見られています。ただ最近のレートは下値圏を推移しており、指標が予想上振れなら円安急伸 (↑) の可能性もあります。

今夜の米主要経済指標に関し、結果下振れでの円高予想 (↓) と、市場予想を上振れるものが出ての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート（有料版）」にてご覧ください。

なお、この他にも、今週は重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

3日（月）　米・1月ISM製造業景況指数
4日（火）　米・12月製造業新規受注
5日（水）　米・1月ADP雇用統計、1月ISM非製造業景況指数
6日（木）　米・新規失業保険申請件数
7日（金）　米・1月雇用統計

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認下さい。

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