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【4月3日ドル円予想と根拠】「トランプ砲」で円安も、今夜の米雇用統計に警戒感

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【4月3日ドル円予想と根拠】「トランプ砲」で円安も、今夜の米雇用統計に警戒感

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日3日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日3日のドル円相場は、米・新規失業保険申請件数の悪化が重し (↓) となるも、安全資産としてのドル買いの流れ、およびトランプ大統領の発言による原油価格上昇を受けてドル買いから円売りが進み (↑) 、安値107.01から高値108.09の上昇となりました。


(USD/JPY ~4月3日、15分足)

「有事のドル買い」から「トランプ砲」原油高で円安

前取引日2日、107.15で東京時間オープンとなったドル円は、前日1日の米株が大幅安となったことを受けて、安全資産としてのドル買い、いわゆる「有事のドル買い」(↑) の流れが発生、午前中を通じて円売りが進み 、昼前には107.5円台まで上昇しました。

ロンドン時間は107円台前半での静かな値動きが続きましたが、NY時間に入り、米・新規失業保険申請件数の大幅な悪化によりドル売りから円が買われ(↓)、 安値107.01まで下落。しかしその後、米トランプ大統領がサウジ・ロシアの原油大幅減産について発言すると、原油価格が急騰しリスクオンが急進、円安が進み高値108.09をつけたのちクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、リスク回避が進む中での安全資産としてのドル買い観測 (↑) での円安 予想、および、米・新規失業保険申請件数の悪化懸念 (↓) による円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、原油高を受けての米株上昇によるリスクオン観測、および今夜の米・雇用統計など重要指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

原油高による米株高での心理改善は続くか

昨日1日、トランプ大統領がサウジアラビアとロシアの産油量について大幅減産見通しと発言したことにより、急激な原油高が発生、また原油関連株も上昇し、結果として米株指数NYダウも上昇する結果となりました。この原油高・米株高の流れが継続 (↑) することで、今夜NY時間にかけリスクオンの円安圧力が高まるのではないか、との見方が浮上しています

ただ一方では、新型コロナ感染拡大による世界的な景気悪化の流れも強く意識されているなかで、この原油高による米株高も短期的となるのではないか、との見方から、米株高一巡・反落によるドル買い抑制 (↓) で、今夜にかけ円高圧力が高まる可能性がある、とのアナリスト見解も見られています。

こうした、トランプ発言を契機とした原油高の流れにつき、米株連れ高が継続しリスクオン台頭となっての円安予想 (↑) と、コロナ禍での世界景気悪化懸念でリスクオンが勢いを失っての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米・3月雇用統計に極めて高い注目

今夜21:30には、レートに大きな影響を与えることの多い米・3月雇用統計の発表が予定されています。また22:45には米・3月サービス部門購買担当者景気指数などの発表も控えており、いずれも今日の市場で極めて高い注目を集めています。ただ、昨日の米・新規失業保険申請件数が大幅悪化でドル円が下落していた流れから、今夜の雇用統計なども悪化となり、発表後にドルが売られドル円は下落する (↓) 可能性がある、との見方が浮上しています。

とはいえ市場では、今夜の雇用統計がコロナ禍の影響が顕在化した以降の3月分のものであることから、すでに大幅な悪化が織り込み済みであるとの見解も見られ、市場の想定を上回る規模の悪い数値とならない限り、むしろ悪材料消化・過度な円高の巻き戻しによって、発表後円安に振れる可能性 (↑) も言及されています。

今夜21:30から順次発表となる米・3月雇用統計などの指標に関し、昨日の新規失業保険件数の大幅悪化の流れを引き継いでの大幅下振れによる円高予想 (↓) と、大幅悪化が織り込み済みであるとの見方から、結果が想定内となった場合に過度な円高が巻き戻されての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

3日(金) 米・雇用統計

7日(火) 米・2月消費者信用残高
8日(水) 米・FOMC議事要旨公開
9日(木) 米・3月PPI、2月卸売在庫
10日(金) 米・3月CPI、3月CPIコア

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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