【今週後半のドル円予想】コロナ禍とトランプ舌禍でリスクオフ、週末の米雇用統計にも警戒感(5月6日~8日)

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【今週後半のドル円予想】コロナ禍とトランプ舌禍でリスクオフ、週末の米雇用統計にも警戒感(5月6日~8日)

今日までのドル円市況を回顧しつつ、今週後半5月6日~8日のドル円相場予想を行います。

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今日までの主な材料

下げ幅戻した先週から一転、今週はトランプ舌禍でリスクオフ

先週107.50でオープンしたドル円は、世界経済減速による原油安 (↓) を重荷にリスクオフの流れで週半ばには安値106.36をつけたものの、週後半には、コロナ新薬報道での米株高 (↑) や各国の金融緩和報道 (↑) で反発、週末には下げ幅をほぼ取り戻しました。

明けた今週は106.91でオープン、日本がGW祝日のなか、海外ではトランプ米大統領の発言を火種に米中摩擦警戒が再燃 (↓) 、また米を始めとする各国でコロナ感染が続く状況も嫌気 (↓) され、今日6日にかけて頭重い推移が続いています。

こうしたなか、先週配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、先週前半の原油安継続観測 (↓) による円高予想、また先週後半にかけての、米株続伸観測 (↑) や各国中銀の金融緩和への期待感浮上 (↑) による円安予想が掲載されており、これらが的中しています。

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今週後半にかけてのドル円予想

今週後半にかけてのドル円相場では、新型コロナ続報に応じた各国経済活動再開への見通し、ならびに、米ISM景況指数、米雇用統計など多数の重要指標発表が、ドル円市場の大きな材料となりそうです。

感染鈍化やコロナ新薬報道で警戒感に和らぎも

新型コロナ問題につき、米国やイタリアなどでは感染拡大ペースがやや落ち着き、また先週には米医薬企業のコロナ新薬に効果との報道も出たことで、市場では過度な警戒感がひとまず後退しており、今週には続報に応じて経済活動再開への期待感が上昇 (↑) し円安地合いとなる、との見解が浮上してきています。

とはいえ一方では、これまで感染拡大ペースが比較的ゆるやかであったロシアなどで新規感染者数が増加しつつあることや、上記のコロナ新薬が流通までに相当の期間を要する可能性があることなどから、事態収束への具体的な道筋はついていないことでのリスクオフ円高地合いが今週も続く (↓) 、との見方も挙がっています。

こうした、新型コロナ報道への市場の反応に関し、感染ペース鈍化や新薬への期待感で過度な警戒感が後退とする円安予想 (↑) と、いぜん事態収束への具体的道筋は示されていないとする円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は、今週にかけて配信の「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認下さい。

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コロナ禍反映した米雇用統計など、重要指標が発表へ

また今週には、米雇用統計、米ISM景況指数など、米景気見通しに大きな影響を与える経済指標が多数発表予定であり、これらの結果見通しがドル円の材料として高く注目されています。

先月4月に発表された米指標は大幅悪化となったものが目立ち、また米経済の本格的な再稼働への見通しもいまだ不透明であることから、今週のISM指数や米雇用統計も大幅悪化は避けられない、として、各指標の発表後に大きくレートが下振れる (↓) との予想がアナリストから示されています。

しかし一方では、このところの米指標悪化にもかかわらずドル円レートは底堅い推移を保っていることから、すでに一定の米指標悪化は織り込み済みとなっており、今週の各指標発表後には、むしろ悪材料消化済みとなって円安に振れる (↑) のではないか、との見解も見られています。

こうした、今週発表となる米雇用統計や米ISM景況指数などの経済指標につき、大幅下振れによる心理悪化継続での円高予想 (↓) と、一定の下振れ幅となり悪材料消化との認識が強まっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認いただけます。

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なお、この他に今週にかけて発表される米指標は、次のようなものも注目されています。

6日(水) 米・4月ADP雇用統計
7日(木) 米・新規失業保険申請件数
8日(金) 米・雇用統計

こうした経済指標が何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。

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