【5月7日ドル円予想と根拠】米中対立に新たな火種、米雇用指標も下振れで円高拍車か

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【5月7日ドル円予想と根拠】米中対立に新たな火種、米雇用指標も下振れで円高拍車か

先週末からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日7日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

昨日までのドル円相場は、本邦GWや欧州等のレイバーデーなどの祝日による過度なドル買いの抑制 (↓) や、各種テクニカル指標での上値の重さ (↓) が円高圧力となり、高値107.40から安値105.99のレンジを下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~5月7日、1時間足)

日・欧など休場、テクニカルも重しでじり安展開

先週末1日、107.13で東京時間オープンとなったドル円は、ひとまず小幅に上昇し高値107.40をつけるも、以後はGW連休であった日本やレイバーデー祝日であった欧州など各国でドル買いが控えられる流れ (↓) が強まったことにより、じり安の頭重い展開が続きました。

また各種テクニカル指標による下落シグナル (↓) も意識され、NYがオープンしていた1日夜間から週明けにかけてもじり安展開が継続、またコロナ感染拡大やトランプ米大統領による中国へのけん制発言も重荷となり、昨日6日のNY時間までには安値105.99まで下落しました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、本邦のGW連休や欧州など過酷のレイバーデー祝日によるドル買い抑制 (↓) 観測、および、各種テクニカル指標での下落シグナル点灯 (↓) による円高 予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、米中対立の地政学リスクの再浮上、および米・新規失業保険申請件数など米指標悪化への懸念が、アナリストらから材料視されています。

米国の対中姿勢強硬化は続くか

本日までに、新型コロナウイルスの発生源や、感染者発生時における中国の初動対応などについて、中国の責任を問うトランプ米大統領の発言が報じられており、これを火種に、米国と中国の間で、新たな対立の構図が生まれています。なお米国では大統領選挙が今秋に迫っており、トランプ政権は強腰の姿勢を示して国民の支持を得る狙いがあると見られることから、今夜にかけても米の強行発言が報じられる可能性があり、関連報道をきっかけにドル円が下落する (↓) 可能性がある、との見解が出ています。

ただ一方では、こうした外交関係の問題よりも、新型コロナウイルス感染防止や、それに応じた経済活動再稼働の施策のほうが、現在は優先される、との見方も強いため、目先ではこうした米中対立による地政学リスクはさして重要視されず、報道が一巡すればレートには底堅さが戻る (↑) のではないか、との見方も出ています。

米中対立の先鋭化に関し、米大統領線を視野にトランプ政権が対中強硬姿勢を強めるとの見方から、今夜にかけての関連報道をきっかけにリスクオフが強まる (↓) ことでの円高予想と、各国ともに経済再稼働が最優先であるため、対立姿勢が今夜にかけ一巡し円高が巻き戻される (↑) との見方による円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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米・新規失業保険申請件数は改善予想で円安期待

今夜21:30以降には、米・新規失業保険申請件数などが発表予定となっていますが、昨日発表された米・4月ADP雇用統計は大幅な悪化となっていたことから、この流れを引き継いで、本日の米指標も大幅下振れとなり、発表後に円高が強まる (↓) のではないか、との見方が出ています。

ただ一方では、今夜の米・失業保険件数は前週発表値と比べて改善するとの見方もあり、そうなれば、米雇用悪化に歯止めがかかるのではないかとの期待感が浮上すると見られることから、今夜の米失業保険件数発表後に市場心理が好転し円安へ振れる (↑) 可能性も指摘されています。

今夜21:30以降に発表される米・新規失業保険申請件数などの米経済指標について、結果が大幅下振れとなる、との観測による円高予想 (↓) と、米失業保険件数が前週比改善となることで心理好転との見方による円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

7日(木)米・新規失業保険申請件数
8日(金)米・4月雇用統計

12日(火)米・4月消費者物価指数(CPI)
13日(水)米・4月卸売物価指数(PPI)
14日(木)米・新規失業保険申請件数
15日(金)米・4月小売売上高、4月鉱工業生産、5月ミシガン大学消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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