【10日ドル円予想】米の対中制裁は内容薄、対立激化懸念後退でリスクオン円安か

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【10日ドル円予想】米の対中制裁は内容薄、対立激化懸念後退でリスクオン円安か

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日10日のドル円相場予想を行います。

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今日までの市況 ダイジェスト

前取引日9日のドル円相場は、一昨日8日の米株高からのリスクオンがロンドン時間まで継続 (↑) したのち、米で広がりを示す新型コロナウイルス感染拡大第二波への警戒感 (↓) が台頭して円高圧力となり、高値107.39円から安値107.09円のレンジで弱含みに推移しました。


(USD/JPY ~7月10日、15分足)

新型コロナ第二波の懸念が下押し圧力となるも107円台は維持

前取引日9日、107.25円でオープンとなったドル円は、一昨日8日の米株高からのリスクオンがロンドン時間まで続いたことでじり高展開 (↑) が継続、NY時間入りの直前には高値107.39円まで上昇しました。

NY時間になると、米で広がりを示す新型コロナウイルス感染拡大第二波への懸念 (↓) が意識されたことを背景にひとまず安値107.09円まで下落しましたが、107円割れには至りませんでした。その後は反発となり107.3円台を回復、そのままやや上げ渋ったところでクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米株高継続によるリスクオン (↑) での円安予想、またその後の、米国における新型コロナウイルス第二波への懸念台頭 (↓) での円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、米による対中制裁発表を経ての米中関係見通し、および今夜の米・6月卸売物価指数などの結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

米が対中制裁発表も、悪材料消化で過度な懸念後退か

昨日9日、トランプ政権は中国に対する新たな制裁内容(新疆ウイグル自治区の人権侵害関与者4名に対する、米国との取引禁止)を発表しました。この状況を受け、今夜NY時間にかけてこちらの制裁内容に対する中国側のコメントや対抗策が出ることで、関連報道を受け米中関係悪化への懸念が増し、リスク回避の円高が強まるのではないか (↓) 、との見方が出ています。

ただ一方で、米の制裁は対象者が4人の個人に絞られていることなどから、対中制裁の規模が市場の懸念よりも小規模にとどまったために米中関係の悪化が回避されるのではないか、との受け止め方が広がり、、今夜NY時間にかけて過度な懸念が後退し、リスクオンでの円安が進む可能性 (↑) も浮上しています。

こうした、米による制裁内容公表を経ての米中関係見通しに関し、中国の反発懸念による関係悪化への警戒感を重しとした円高予想 (↓) と、制裁内容が市場の懸念よりも小規模であり懸念後退につながるとしての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米・6月卸売物価指数など米指標に底堅さ期待

今夜21:30には、ドル円レートに影響力のある米指標である、米・6月卸売物価指数などの発表が予定されていますが、昨日9日発表された新規失業保険申請件数が市場予想を上回る結果であったことから、この流れを引き継ぎ本日発表の指標も市場予想を上振れるとの見方が出ています。この場合は米経済回復が順調との見方が広がると目されるため、本指標の発表後にレートが円安に振れる (↑) のではないか、とのアナリスト予想が出ています。

ただし一方では、7月発表の米経済指標全体の結果を見渡すと好悪入り混じった状態まと言えるため、本日表後の6月卸売物価指数はむしろ市場の期待に応えるレベルの改善となる見込みは薄いとし、発表後に市場心理悪化により円高が進む (↓) のではないか、との予想も浮上しています。

今夜21:30に発表される米・6月卸売物価指数などの米経済指標に関し、昨夜の新規失業保険申請件数の流れを引き継ぎ上振れしての円安予想 (↑) と、まだ大きく上振れするには至らないとして、さえない数字となり市場心理の悪化につながることでの円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

10日(金) 米・6月卸売物価指数(PPI)

13日(月) 米・6月月次財政収支
14日(火) 米・6月消費者物価指数(CPI)
15日(水) 米・MBA住宅ローン申請件数、7月NY連銀製造業景気指数、6月鉱工業生産
16日(木) 米・6月小売売上高、失業保険申請件数
17日(金) 米・6月住宅着工件数、7月ミシガン大学消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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