【シストレ】システムトレードで利益を出すための基礎知識と注意点【先物、FX、現物、CFD】

多くの投資家が知っている言葉ながら、実は実体があまり知られていない、システムトレード(シストレ)。

一定の決まりに沿ってトレードを続けることで、安定した勝率が出せる…というイメージはあっても、実は絶対勝てるトレード方法「ではない」、という点は、意外と知られていません。

とはいえ、その特徴やメリット、デメリットさえ理解できれば、誰でもシステムトレードを自分の資産運用に導入して役立てることができます。

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システムトレードとは? FX、先物、現物…

システムトレードというと、日本ではハイレベルなトレーダーだけが活用できている、というイメージがあるかもしれません。

しかし、海外ではすでに、幅広い投資家がシステムトレードを活用しています。FXや日経225先物、CFD、日経平均株価の現物でも、シストレは様々な投資家にとって心強い存在となっています。

ルールを定め、機械的にトレードを続ける

システムトレードとは、一言で言うならば「ルールを定めて、機械的にトレードを続けること」です。

株価やテクニカル指標の動きに沿って、厳密に売買タイミングのルールを決め、自分の感情を入れず、機械的に、淡々と取引を続けるのです。

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シストレと裁量トレードの違い

システムトレードと普通のトレード、つまり、自分の裁量だけで取引する「裁量トレード」との違いをまとめると、次のようになります。

ポイント システムトレード 裁量トレード
メリット

  • 続けるほど勝率の安定を目指せる
  • 感情を切り離して売買できる
  • 自分で判断しなくていい

  • 状況に合わせ臨機応変に売買できる
デメリット

  • 一つのルールがどんな状況でも通用するとは限らない

  • 感情が入り込んでチャンスを逃すことがある
  • 相場の注視が必要なことがある
  • 勝率が安定しないことがある

さらにポイントごとに説明してみましょう。

勝率の安定を目指せる

システムトレード導入の大きなメリットは、「勝率の安定を目指せる」ことでしょう。

多くの投資家は、自分の判断で臨機応変に売買する「裁量トレード」で取引しています。しかし、全投資家のうち年間損益がプラスの人は、なんと10%だけと言われます。

勝つ人が少ない理由は、感情に揺さぶられ判断が歪むからといいます。つまり、「もっと儲けたい」という願望や、「ここで買うのは怖い」という警戒心で、判断がぶれてしまうのです。

その点、システムトレードなら、願望や警戒心が入る余地はありません。ルールに従って機械的にトレードをするからです。あとはルールさえしっかりしていれば、長く続けるほど勝率が安定してゆきます。

自分の感情を切り離して取引できる

感情に揺さぶられることのないシステムトレードを導入することで、投資家の心理的負担は大きく軽減されます。

そればかりか、いったん導入がうまくいけば、相場を24時間注視し続ける必要がなくなり、時間的コストも削減でき、さらに心理的にも身体的にも負担が減ります。

ひとつのルールがずっと通用するとは限らない

このように、いいところばかりにも見えるシステムトレードですが、注意すべき点もあります。それは、一つのルールがずっと通用しつづけるとは限らないということです。

システムトレードの中には、勝率70%といった高い勝率のものもあります。しかし、勝率が高いほど、相場トレンドが変わると通用しなくなる可能性も高まります。勝率が高いということは、ある短い期間のトレンドに特化している可能性が高いからです。

たとえば負けの続いた時期があったとして、それが偶然の負け続きで、そのあと勝ちが続いて取り戻せるのか、それともトレンド転換によってそれまでのルールが当てはまらなくなってしまったのか、高い経験と知識を持つ投資家でないと、判断は難しいと言わざるを得ません。

そのため、長い目で見ても勝率をプラスにするためには、いくつかの気をつけるべきポイントがあります。

システムトレードの種類

システムトレードの種類は、大まかに分けて3つあります。

  1. プログラムを使わないシステムトレード
  2. プログラム開発型
  3. プログラム選択型

このうち「1. プログラムを使わない」システムトレードとは、自分でルールを決めて自分で毎日売買する方法のことです。専用」プログラムを使っていなくても、主観を交えずルール通りに毎日取引できるなら、それはシステムトレードです。

こうして利益を上げるトレーダーは実際にいますが、実際に通用するルール作り、あるいはルールの更新やそのための調査には相応の知識や能力が必要なため、能力の高い人以外のほとんどの人には、シストレならではのメリットはあまりないかもしれません。

そこで、これからは主に、2. プログラム開発型と 3. プログラム選択型 の二つのシステムトレードについて解説します。

「開発型」と「選択型」のポイントまとめ表

まずは、開発型と選択型のそれぞれのポイントを比較できる一覧表を見てみましょう。

プログラム開発型 プログラム選択型
仕組み 売買ルールを自作
→ルールをプログラムに自分で搭載
他人/他社(ストラテジープロバイダー)が売買ルール作成
→ルールを他人/他社がプログラムに搭載
→ルール・プログラムを選んで購入
メリット 自分で作れる
細かいパラメータ設定ができる
中身を理解して利用できる
専門知識が不要
トレンド調整が来ても、ルールを自分で更新する必要がない
デメリット 専門知識が必要
ルールやプログラムの信頼性テスト(バックテストや実運用)が必要
自力でのルール更新が必要
自分で細かい設定ができない
中身の詳細な把握ができない

プログラム開発型

売買プログラムを自分でイチから作る方法が、この「プログラム開発型」のシステムトレードです。

株価やテクニカル指標を分析し、それらがどのように動いたら買い、もしくは売りを出すか、自分でルールを開発し、プログラム化するのです。なお、この売買プログラムは「ストラテジー」とも呼ばれます。

開発型のメリットは、自分で自由にストラテジーを作れるところです。細かいパラメーターの調整や変更も思いのままで、テストから実運用まで自分でできるため、納得して使うことができます。

もちろん、投資やプログラミングなどの専門知識は必要です。
相場トレンドが変わったら、自分でストラテジーを更新したり、別のストラテジーを開発する必要もあります。そのため、開発型のシステムトレーディングは概して上級者向けと言えます。

プログラム選択型

イチから自分で作るプログラム開発型に対し、他人が作った売買プログラムを適宜選んで購入する方法が、「プログラム選択型」です。

この際、売買プログラム(ストラテジー)を作った人や企業は「ストラテジー・プロバイダ」と呼ばれます。
プロバイダごと、あるいはストラテジーごとに、勝率や特徴が異なるため、その中から自分に合ったストラテジーを選んで利用することになります。

選択型の場合は、ストラテジーの中身や、細かいパラメータまでわからないのがデメリットと言えますが、そのぶん極端な専門知識は必要ありません
相場変動の際も、ストラテジー調整はプロバイダがやってくれるし、気に入らなければ、他のストラテジーに乗り換えてもよいでしょう。

こうしたことから初心者向けに見える選択型シストレですが、セミプロクラスでも活用しているトレーダーはたくさんいます
ハイクラスなトレーダーが、判断の支援材料としてシステムトレードを用いているケースも、多くみられます。

システムトレードの選び方

自分でプログラムを組みたい人以外のほとんどは、プログラム選択型のシステムトレードを導入するはずです。

では、選択型の中でもどのようにストラテジーを選べばよいのでしょうか?
いくつかのポイントを解説します。

勝率が「高すぎない」こと

プロバイダから出ている売買プログラムのほとんどは、勝率(理論勝率)がはっきり書いてあります。
しかし、(よく考えるとわかるかもしれませんが、)この勝率は「この先の相場でも保証された勝率」ではありません

単に、過去の投資データを使ったバックテスト(シミュレーション)や、過去の運用でその勝率が出たというだけで、これから先の未来も同じ勝率が出るかどうかは、わからないのです。

また、勝率が高いものほど、実は「短期間のテストしかされていない」ことがあります。たとえば、勝率は70%と高いが、テスト実績は過去4年分しかない、といったものです。これでは、周期的に訪れる大きなトレンド調整や暴落局面では、通用しなくなる可能性が高くなります。

一方、勝率が50%台のものもあります。一見低めの勝率にも見えますが、こうしたものは、過去10年といった長期間でのテスト結果であったりします。
10年間のテスト実績ということは、2008年のリーマンショック暴落を含めた勝率と考えられ、つまり、状況に左右されず安定した勝率を出せる可能性が高いといえます。

単に勝率が高いものを選ぶのでなく、安定してその勝率が出せるか、どんな局面でも利益が出せそうか、に注目するのが大切です。

裁量を入れる余地があるかを見極める

もう一つ気をつけたいのが、その売買プログラムに自分の裁量を入れる余地があるかどうかです。

システムトレードは「裁量を入れないからこそ価値がある」と説明しましたが、そうはいっても、とくに大きな調整局面では、「今日はどう考えても上がるな」「今日は必ず下げるな」という日があります

しかし、自動売買までしてくれる売買プログラムだと、こうした主観的な判断と逆の取引をしてしまい、ロスを出してしまうことがあります。

完全に市場を気にせずプログラムに任せたいならそれでもかまいませんが、多くの人は、とくに調整局面ほど、市場の動きや株価推移を頭に入れているはずです。

そういうときでも臨機応変に動けるよう、システムトレードといえど裁量で取引をする余地があるもの、例えば自動売買はしないで予想だけしてくれるツール、などを選ぶのもよいでしょう。

相場変動が起きたときの対応を考えておく

一般的には、システムトレードが得意なのは、レンジ相場のときです。
しかし、相場変動が起きると、株価が乱高下し、先行きが不透明になり、システムトレードの売買プログラムの多くは、相場予測がしにくくなります。

こうしたとき、システムトレードにおいてとるべき選択は二つです。

一つは、現在の売買プログラムを最新の状況に合わせて更新すること。
もう一つは、別の売買プログラムに乗り換えることです。

システムトレードを導入するときは、こうした相場変動の際にどう対応するかを、おぼろげにでもイメージしておくことです。

たとえばストラテジーの更新が頻繁だとか、多様なストラテジーの入手性が高い、といったストラテジープロバイダを選ぶのも一つです。

あるいは、相場変動のさいに身軽にストラテジーを乗り換えられるよう、極力導入コストの高くないものを選ぶ、という方法も一つでしょう。

AIを活用したシステムトレード

このように、「判断の手間を大きく低減してくれる」システムトレードとはいえ、完全に手放しでいられるわけではなく、とくに導入時や調整トレンドに入ったときなどには判断すべきこと・やるべきことが発生します。

一方、そうした手間すら省いてくれるシステムトレード支援ツールがあります。それが、AIによるシステムトレード支援ツール(ストラテジー)です。

AIが自己更新、常に最新のトレンドに判断

AIを活用したシステムトレード支援ツールの強みは、まず第一に、常に現在のトレンドに合った売買ルールを作ってくれることです。

一般的な売買プログラムは、定期的に中身をメンテナンスしたり、手動で最新データを入れてあげたりしないと、最新の相場トレンドに合った予想ができません。

しかしAIなら、ディープラーニングと呼ばれる手法を用い、常に最新データを自己学習し続けます。投資判断のルールは常に更新され続け、その結果、常に最新のルールにのっとったトレードを行うことができるようになります。

そのため、たとえ調整が起きても、ストラテジーを自力で更新したり乗り換えたりせず、そのままAIの判断を活用して勝率を保てる可能性が高い、といえます。

安価に導入できる

AIというとたいへん高価なコンピュータを想像する・・・という方は、いまでは減ってきたかもしれません。

最近では、スマホやお掃除ロボットはもちろん、わたしたちが日々利用するGoogleなどWeb検索や、オンライン動画の「おすすめ動画」部分など、とても身近なところでAIが活躍しています。

AIは今や、優れた仕事を、きわめて安価に、身近に実現するための技術と言えます。

システムトレードにおけるAIも同様です。AIは常に臨機応変にそのときのトレンドを分析して投資判断を下しますが、AIを使わずに、その時時のトレンドに合った売買ルールを逐次購入しようとすると、多額のお金がかかるでしょう。

そのかわり、ルール生成の仕組みをAI化し、シンプルに、かつ安価に利用できるようにしたのが、AIを活用したシステムトレード支援ツールです。

自分の裁量トレードにAIシストレを活用する

AIツールは、投資家が自分で細かいパラメータ調整ができないというデメリットがありますが、それさえ必要なければ、AIツールはきわめて優れたコストパフォーマンスを発揮してくれます。

AIによるシステムトレード支援ツールとしては、F-Traderなどがあります。こちらは銘柄を日経平均先物に固定し、また取引タイミングを寄り引け(朝に新規注文して大引けに決裁)に限定することで、勝率の安定化を実現しています。

自動注文ツールではないので、まずは自分の裁量トレードにシステムトレードを活用したい投資家、判断指標としてシストレを活用したい方におすすめです。

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