先週のトルコリラ円相場を振り返りつつ、今週8月20日から8月24日までのトルコリラ円レート週間見通しを発表します。
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先週のトルコリラ円振り返り
先週のトルコリラ円は、高値19.41円から安値15.42円の取引レンジで、概ね堅調な推移となりました。
先週13日月曜、トルコリラ円はその前週末の通称「トルコリラショック」の流れを引き継ぎ、市場最安値の15.66円で始まりました。
市場では、とくに好材料が出たわけではないものの、トルコリラショックの急激な下げからの反動で戻った様相となり、そのまま週後半までは概ね堅調に推移、16日木曜日には19円台の手前まで戻しました。
ただ、トルコリラショックの引き金となった米国人牧師拘束問題については進展が見られず、週末の17日金曜には、トルコの牧師釈放拒否と、それに対する米トランプ大統領の批判ツイートにより、再び18円台前半まで下げて週を終えました。
なお、もう一つ17日の悪材料となりそうだったS&Pやムーディーズによるトルコ格付けの引き下げは、さして市場の反応を呼ぶことなく、織り込み済みとして消化された状態となっていました。
今週のトルコリラ円見通し
今週のトルコリラ円については、20日のオープンではわずかに上昇でスタート、そのまま大きな下げもなく小動きで推移しました。
トルコとアメリカの間での緊張が解かれる兆しが見えないなか、トルコ市場は21日火曜から24日金曜まで祝日で連休となり、トルコリラの値動きが不安定になる可能性もあります。
今週のトルコリラ円レンジは、15.20円から20.20円を予想します。