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【ドル円FXレポート】FOMC経過後の市況とアナリスト予想 見解まとめ

今日1日(木)のドル円レンジ予想平均値

108.34 – 109.18(7社平均)

今日までのドル円:10年ぶり米利下げで変わる潮目

極めて大きな注目を浴びた昨夜のFOMCでは、大方の予想通り0.25%の金利引下げが決定されましたが、FOMC後の会見でパウエル氏が「今回利下げしたからといって、この先、利下げサイクルに入るわけではない」ととれる発言を行い、市場の期待を裏切る結果となりました。

緩和期待ひっくり返したパウエル発言

今回は10年ぶりの利下げが行われるとあって、FOMC前の市場では、年内複数回の利下げが行われるとの見方がコンセンサスとなっていました。

しかし、いざ蓋が開いた結果出てきたパウエル氏の発言は、市場の複数回利下げ(=金融緩和継続)期待に水を差すものとなりました。

米株下落もドル買い戻しで円安競り勝ち

この結果、緩和期待を織り込んで上昇していた米株は3指数とも下落、市場ではリスクオフ心理が一気に台頭しました。

また、緩和見通しを織り込んでドル安が進んでいたドル円レートは、巻き戻してドルが買い戻されドル高・円安の動きが出ました。

結局、昨夜米時間中は、「ドル買い戻しでドル高・円安」の流れと「米株総崩れでリスクオフ・円高」の流れが綱引きとなり、ドル円レートの上昇幅は限られる結果となりました。

明けて円一段安、今夜へ続くか

しかし、明けた日8月1日の東京時間になると、米金利先安感の後退で実需勢などからドル買いの流れが出て、ひとまず円は一段安となり、レートは一時109.31円まで上昇しました。

現在の円安の流れへの期待感で日経平均は小反発で引けていますが、このままドル買いの流れが続いて今夜NY時間も円安進行となるかどうかは、今夜発表の米経済指標、また米長期金利の推移などと照らしたうえで、考えどころとなります。

アナリストの最新予想、調査結果は?

このような背景をふまえたうえで、今日のFXアナリストらが出したドル円FXの予想結果を集計してみましょう。

今回サンプリングしたFXアナリストは7名です。これらのアナリストが、今日の重要材料ごとにどんな見解を示したかを集計し、そのなかで最多支持のあった材料をもとに、今夜にかけてのドル円の方向感と高値安値予想をまとめます。

今日の重要材料

まずは、今日の重要材料と、円安・円高の方向感について、アナリストの見解を集計すると、次のような内容となりました。…

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