【8月26日 ドル円予想と根拠】トランプ砲で崩れる市場に見えた下値メドとは?
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今日8月26日のレンジ予想と根拠 サマリー
今日のドル円レンジにつき、アナリスト6名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は104.28 – 105.58となりました。
今日の予想材料としては、先週末のトランプ砲によるリスクオン心理の台頭や、安値圏での買い意欲を背景とした今日の下値メドが強い関心を呼んでいます。
今日までの流れ:「トランプ砲」がパウエル講演帳消しに
先週末の市場では、23日夜のパウエルFRB議長講演が強い関心を呼んでいたものの、蓋を明けてみると、当講演内容は今後の金融緩和継続について明確に示唆するものとはならず、市場への影響は限定的となりました。むしろ「米雇用は強く、インフレは2%に近い」といった発言から、ややタカ派と解釈する向きも出たほどです。
しかしその直後にトランプ米大統領はFRBを強い口調で攻撃、さらに中国から出た対米報復関税に対抗して対中関税をより強化すると発言、さらに「米企業へ中国からの工場引き上げを要請する」とまで発言、この「トランプ砲」でレートは106円台から一気に104円台まで急落しました。
こうしてトランプ米大統領の言動に市場が振り回された状況下、米株も全面安でNYダウが600ドル超の下落で引けており、市場を覆ったリスクオフ心理は容易に晴れないとの見方が大方となっています。
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今夜の予想:アナリストが明確な根拠で下値メドに言及も
このような状況下で、本日のアナリスト予想を独自集計した結果、今日のドル円の下値を探る動きが、アナリストらのなかで活発となっていることがわかりました。
先週末の「トランプ砲」の前は、パウエル講演にタカ派的な方向性を見る向きも出ていました。当該の講演でパウエル氏は、このところの主張を変えることなく「米経済は望ましい状況で、米雇用も歴史的な強さ」「インフレは2%に近い」と、米景気見通しに楽観的な姿勢を示したためです。
そのため、トランプ米大統領の衝動的とも言える言動で下押したドル円レートが、次第に落ち着きを取り戻したのち、米経済の楽観的見通しを背景として、どこかのラインで修正のドル買い戻しに入る可能性がある、とのアナリスト見解が出ています。
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予想の集計結果:3つのうち支持数最多は
このように、今日のアナリスト予想を集計した結果、トランプ砲による米中対立激化への警戒感と、その中での下値メドがアナリストの主要な関心事となっていることがわかりました。
そして、アナリスト予想のなかには、特定の根拠を持って明確な下値メドのレート予想を出しているものが見られています。
そこで、本日のドル円予想レポート(有料版)では、より多くのアナリストが支持する予想材料をより信憑性の高いものとして解説しているほか、アナリストが明言している下値メドとその根拠についても解説しています。
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今日のドル円予想で最もアナリスト支持が多かった材料と、エントリーの目安となる下値メド予想と根拠解説は、こちらのドル円予想レポート(有料版)でご確認ください。
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今夜の経済指標と予想
上記の主な材料のほかにも、今夜は米7月耐久財受注など、ドル円レートが反応すると思われる重要経済指標も公開されます。
そして、これら指標に対しても、アナリストらが結果予想を行っており、それをもとに、今夜のドル円に発生するトレンドを予想することができます。
今日明日の経済指標予想と、それに対するレートへの影響予想は、ドル円予想レポート(有料版)でタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。
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