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【10月9日 ドル円予想と根拠】米が対中制裁追加で協議見通し悪化、今夜米利下げ観測増なら大幅円高も

【10月9日 ドル円予想と根拠】米が制裁追加で見通し悪化、今夜米利下げ観測増なら大幅円高へ警戒も

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日9日のドル円相場予想を行います。

昨日の市況 ダイジェスト

昨日のドル円相場は、米が対中制裁措置を追加したことでの米中協議への期待感後退、またこれに対し中国要人から報復を示唆するコメントが出たことなどにより、高値107.45円から安値106.80円のレンジで軟調に推移しました。


(USD/JPY ~10月9日、30分足)

中国が対米報復示唆でリスクオフ

昨日10月8日(火)、東京時間に107.26円でスタートしたドル円は、日経平均の上昇を横目に底堅く推移し昨日高値107.45円まで円安をつけたものの、続くロンドン時間、前日の米による一部中国企業のブラックリスト追加に対して、中国要人から報復を示唆するコメントが出たことで、リスクオフの円高展開へと移行しました。

これにより、レートは昨日安値106.80円まで円高となり、そこからやや下げ渋った106.85円近辺でNY時間へと渡りました。

米による制裁措置追加で協議進展期待が後退

NY時間に発表された米・9月PPIは予想下振れでレートはやや下押し、その後ユーロ安やポンド安の波及などで一時107.30円まで反発したものの、これに続いて「米政府がウイグル人弾圧に関わった中国当局者へのビザ発行停止」とのヘッドラインが流れ米中協議の進展期待が後退したことでレートは106.95円まで再び円高となり、下げ渋ったところで昨日の取引を終えました。

こうした中、昨日のアナリスト予想集計結果では、米中協議への期待感後退米中要人発言による下振れリスクによる円高予想が優勢であったことが、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されており、こちらが的中する結果となっています。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場では、今週の米中協議の見通しが引き続き重要材料とされているほか、今夜のパウエルFRB議長会見における利下げ観測への影響も、アナリストらから材料視されています。

米中協議新材料への市場解釈がリスクに

今週スタートした米中協議は、次官級協議を昨日終えたのち、明日10日からはいよいよムニューシン米財務長官らと劉鶴中国服首相らによる閣僚級協議が控えており、市場はこちらの進展見通しへ多大な注目をよせています。

今日までの状況を振り返ると、協議期間のさなかで米が対中高官ビザ発券停止など制裁措置追加を表明しているほか、本協議での合意範囲について両国の認識に隔たりが見られるなど、今回の協議を経ても大きな進展は見られないのではないかという懸念が大きくなっています。

ただ一方では、事前に両国が歩み寄りの姿勢を示していたことや、本協議に両国の高官が参加していることで、米中の「本気度」がうかがわれることなどを踏まえ、今回の協議が何も成果なく終わる可能性は低い、との見解も出ています。

こうした状況下、今夜NY時間にかけてさらに続くとみられる米中関連のヘッドラインを市場がどのように解釈するかで、ドル円レートは大きく振らされそうです。これにつき、アナリストによる相場予想の集計結果は、本日配信分のドル円レポート有料版にてご確認いただけます。

今夜のパウエルFRB議長会見で反動の円高リスクも

また、今夜NY時間に予定されたパウエルFRB議長の会見における米利下げ見通しへの影響も、アナリストから高い注目を浴びています。

昨夜のパウエル会見では「中期的な準備金供給拡大」について言及があり、これを量的金融緩和に類するものと解釈した市場ではやや円高が進んだものの、こちらの緩和効果期待はまもなく後退で往って来いとなっています。

これを踏まえ、FRBの米利下げ見通しに関する言及は今日の会見まで「お預け」にされた可能性もあります。もし今夜のパウエル会見で利下げ観測が増大となれば、レートは昨日の底固さの反動で大きく円高方向へ下抜ける可能性があります。

今晩のパウエル会見に関するアナリストらの予想集計結果は、今日配信分のドル円レポート有料版にてご確認いただけます。

なお、こちらのパウエル会見の他にも、今後数日は重要な米経済イベントや経済指標発表がいくつも控えています。こちらについては、結果が悪化なら米景気懸念増大で利下げ見通しが強まり円高、改善すれば景気懸念後退・利下げ見通し後退で円安の可能性が強まることになります。

9日(水) 米・卸売売上高、パウエルFRB議長会見
10日(木) 米CPI、米CPIコア
11日(金) 米・貿易物価指数、ミシガン大消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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