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【今週のドル円予想】米中合意へ進展で見通し改善、米景気見通しも底固さ維持(18日~22日)

※今週の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【今週のドル円予想】米中合意へ進展で見通し改善、米景気見通しも底固さ維持(18日~22日)

先週11月11日~15日のドル円市況を回顧しつつ、今週11月18日からのドル円相場予想を行います。

先週の主な材料

先週のドル円相場は、米中通商協議の第一段階合意に関するヘッドライン米経済指標による米利下げ見通しへの影響が主要な材料となり、これらに振らされつつ高値109.29円から安値108.24円のレンジで軟調に推移しました。


(ドル円為替レート、~11月15日、1時間足)

米中報道と米指標で高下も週末に反発

週初109.19円で始まったドル円は、米中一部合意期待での米株史上最高値更新(↑)を支えに上伸、火曜には週高値109.29円をつけました。

しかし、週なかばに出たトランプ米大統領による対中追加関税への言及や、水曜以降に続いた米中合意期待後退につながる報道によって米中交渉進展期待が一服(↓)、木曜にかけ週安値108.24円まで反落しました。

ただ週末の金曜には、東京時間オープンの直前に米中合意が近いとの米高官発言(↑)が報じられ、こちらがポジティブサプライズとなったことで、レートは108円台なかばまで反発しています。

米景気指標によるレートへの影響が顕著に

こうしたなか、週半ばに発表となった米・消費者物価指数(CPI)の上振れ(↑)による一時円安、米・生産者物価指数(PPI)がさえなかった(↓)ことでの上値抑えと、先週続いた重要経済指標による米利下げ見通しの変化も、レートに影響を与えています。

なお、先週出たFXアナリスト予想を集計した結果では、月曜から木曜までの連日の米中交渉進展期待一服による円高予想のほか、水曜の米CPI上振れでの円安予想、木曜の米PPIへの期待後退(↓)による上値抑え予想が、アナリストらによって事前に予想されていたことが、先週配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されており、これらが的中しています。

今週のドル円予想

今週のドル円相場では、期待感の高まる米中通商協議の第一段階合意に関する報道ヘッドラインのほか、米・FOMC議事要旨公開や米・PMIなどの重要経済イベントの結果予想が、重要な材料としてアナリストらから特段の注目を集めています。

米中合意関連の報道が新材料に

先週末の東京時間オープン直前、米クドローNEC委員長による「米中合意近い、交渉は順調」との発言(↑)が報じられたことで、悲観に傾いていた相場の雰囲気は一変しています。

先週中盤までの米中関連報道でドル円レートが軟調であったにもかかわらず、一方の米株は底堅い推移となっていることからわかるとおり、市場は米中第一段階合意がいずれ実現するであろうとの期待感を維持している、という見解が、複数のFXアナリストから挙がっています。

その期待感に、先週末の米高官発言が火をつけ、結果としてレートの切り返し(↑)につながったのではないか、というのが、こうしたアナリストらの見解といえます。

こうしたなか、今週には、米中両サイドから通商合意に関する新材料が出ることは確実といえます。

こちらに関し、アナリストらは最新報道やファンダメンタルズ分析により次の米中動向を予測し、毎日の円高予想・円安予想をたてています。日々のアナリストらの予想について、円安・円高のどちらの予想が多いかを集計した結果は、今週も配信予定のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認ください。

景気指標による米景気見通しの高下リスクが高まる

米中合意への期待感が着実に前進しているなか、ドル円予想材料として注目されているのが、今週数多く発表される米景気視標です。

米中懸念がひとまず和らぐなか、もう一つの市場の懸念であった米景気見通し下振れへの警戒感も、このところは和らいでいます。というのも、このところの米景気指標が底固いうえ、米パウエルFRB議長も先日の経済会合講演で「当面は利下げ休止」と示しているためです。

ただ、このところの相場では、米景気見通しと米中問題の、どちらか一方が崩れると、ドル円レートも大きく崩れる傾向が強まっています。結局この2つのリスクは相互に強く関連しているためです。

こうしたなか、今週には米・対米証券投資米・製造業購買担当者景気指数(PMI)といった重要景気指標発表のほか、FOMC議事要旨公開といった重要経済イベントも予定されています。これらが大きく上振れれば米景気見通しへ安心感(↑)で円安、下振れれば心理暗転(↓)で円高となる可能性が強まっている状況です。

これらの景気指標や経済イベントについて、市場のFXアナリストらが行う結果予想を集計し、円高予想・円安予想のどちらが多いかを毎日解説するレポートは、こちらのドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認ください。

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今週の経済指標発表一覧

上記のものを含め、米景気見通し・米利下げ見通しに影響する米景気指標として、先週から今週にかけて重視される米指標は、次のようなものがあります。

18日(月) 米・NAHB住宅市場指数、対米証券投資
19日(火) 米・住宅着工件数、建設許可件数
20日(水) 米・MBA住宅ローン指数、FOMC議事要旨公開
21日(木) 欧・ECB理事会、米・中古住宅販売
22日(金) 米・製造業購買担当者景気指数(PMI)、ミシガン大指数

こうした経済指標が今週の何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。

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