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【12月5日ドル円予想と根拠】トランプ発言で反発、米中交渉「次のフェーズ」へ関心 米貿易収支も材料
前日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日5日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
きのう4日のドル円相場は、トランプ発言による米中合意先送り懸念と米経済指標悪化が円高圧力となったものの、トランプ自身が米中発言の意図を修正したことで円高が巻き戻され、安値108.43から高値108.96へ反発しました。
(USD/JPY ~12月5日、15分足)
トランプ発言と米経済指標で行って来い
東京時間に108.67でオープンした昨日のドル円は、前日の「米中合意は来年でもよい」とのトランプ発言による合意期待剥落 (↓) 、またNY時間の米ADP雇用や米ISM非製造業の悪化 (↓) が重しとなり、一時は安値108.43をつける下落となりました。
しかしNY時間、トランプ米大統領が「昨日の発言は思いつき」「米中交渉は非常に順調」と発言 (↑) すると、市場のリスクオフ心理が一挙に反転し、レートは高値108.96まで上昇しました。
なお、昨日配信されたドル円予想レポート有料版では、米中合意見通し悪化 (↓) 、ADP雇用やISM非製造業の下振れ (↓) による円高圧力のなか、再度のトランプ発言による強気転換 (↑) が円安圧力になる、との予想が掲載され、これらが的中する結果となっています。
今日のドル円予想と主要材料
今日の市場に出たFXアナリストらの予想を見渡すと、米中交渉の次のフェーズへ向けた両陣営の動きと、今夜の米貿易収支や耐久財受注の結果見通しが、材料として注目されています。
トランプ発言と米中交渉の「次のフェーズ」は
トランプ発言により高下を繰り返している今週のドル円ですが、昨夜は米中見通し暗転 (↓) の局面でも節目108.50付近で下げ止まったたほか、その後の見通し改善 (↑) 発言に鋭く反応しており、地合いの底堅さを感じさせる状況です。
こうしたなかで注目を集めるのが、米中の「駆け引き」の次のフェーズに関するアナリストらの見通しです。今日の相場に関しては、下記のような見通しが挙がっています。
・次は中国がネガティブサプライズ (↓) で円高
・12月15日の追加関税回避へ向け交渉進展 (↑) で円安
・12月15日までの合意メド立たず (↓) 円高
こうした米中協議への見通しに関し、アナリストらが今日もっとも支持を寄せているのがどの予想か、集計結果は本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認ください。
米貿易収支・耐久財受注にアナリストの関心
また一方では、今夜発表となる米貿易収支や耐久財受注も、結果が明らかとなると同時にレートが大幅に高下する可能性があるとして、アナリストらから材料視されています。
米貿易収支は、米貿易が黒字か赤字かを示し、米耐久財受注は、自動車など大型製品の売れ行きを示すもので、これらが昨日のADP・ISM同様に下振れれば、米景気減速懸念に拍車がかかり、強い円高が発生する可能性があります。
今夜の貿易収支と耐久財受注につき、アナリストらが結果下振れ予想 (↓) と好調予想 (↑) のどちらをより多く支持しているか、集計結果は本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認ください。
今後の経済イベント見通し
このほか今週から来週にかけては、重要な経済指標発表や経済イベントが多く控えています。これらも、結果が景気見通し改善につながれば円安、悪化なら円高の可能性があり、ドル円材料として市場から関心が注がれています。
5日(木) 米・貿易収支、耐久財受注
6日(金) 米・雇用統計、ミシガン大指数
9日(月) 日・GDP、国際収支
10日(火) 米・FOMC、英・GDP
11日(水) 米・FOMC、CPI、政策金利発表、パウエル会見
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。
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