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【2月25日ドル円予想と根拠】パンデミック懸念もドル底堅さ リスク回避の「ドル買い」続くか
先週末21日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日25日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
先週末21日からのドル円相場は、新型肺炎懸念での「有事のドル買い」 (↑) での高値圏推移ののち、米指標下振れなどでの景気見通し悪化 (↓) を重しに、高値112.10近辺から安値110.30近辺まで下落しました。
(USD/JPY ~2月25日、15分足)
ウイルス懸念で「有事のドル買い」、一巡後は軟化
先週末21日、111.98近辺で東京時間オープンとなったドル円は、日本国内での新型ウイルス感染拡大を受け、日本円を売り、安全通貨としてのドルを買う円安の流れ(「有事のドル買い (↑) 」)により、高値圏112円近辺での推移が続きました。
しかし21日発表の米製造業PMIなど米経済指標が下振れ、またウイルスの世界的感染拡大もあって景気悪化懸念が台頭 (↓) 、レートは次第に頭重さを増し、週明け24日にはパンデミック懸念浮上で安値110.30近辺まで急落する展開となっています。
こうしたなか、先週末21日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、日本でのウイルス感染拡大による円売りドル買い(=有事のドル買い)での円安予想 (↑) 、またその後の米製造業PMIなど米指標下振れ懸念による円高予想 (↓) が掲載されており、これらが的中しています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、新型ウイルスのパンデミック懸念見通し、および、今夜の米経済指標の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
パンデミック懸念でリスク回避、資金の向く先は
新型コロナウイルスによる肺炎感染者はこの連休中に増加が続いており、世界的な感染急増、つまりパンデミックの懸念が急速に高まって、市場ではリスク回避の大幅な円高が起こっており、今日もこの流れが続く (↓) とのアナリスト予想が複数出ています。
ただ一方では、日本での感染拡大を嫌気し、問題の当該国の通貨である日本円を売る流れも意識されています。この、円からドルへ資金が流れる「有事のドル買い」がNY時間にかけて再燃 (↑) し、今日のレートは底堅さを示す、とのアナリスト見解も出てきています。
新型肺炎続報によるパンデミック懸念の高まりを受けて、リスク回避の円高の流れに勢いがついての円高予想 (↓) と、日本での感染拡大が意識され「有事のドル買い」となっての円安予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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消費者信頼感など今夜の米指標へ上振れ期待
今夜23:00以降には、米・2月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)や、2月リッチモンド連銀製造業指数など、ドル円レートに影響力を持つ米経済指標が多数発表となります。市場予想はいずれも目立った改善を示すものとはなっておらず、発表後にレートが下押す (↓) 可能性がアナリストらから指摘されています。
ただ一方では、先週発表された米・住宅着工件数やフィラデルフィア製造業景況指数などが市場予想を大幅に上振れる結果となっており、その流れで今夜の指標も上振れ、米景気の底堅さを示す (↑) のではないか、との見方も見られています。
今夜23:00以降に順次発表となる、米・2月消費者信頼感や、2月リッチモンド連銀指数などに関し、さえない結果となっての円高予想 (↓) と、上振れ期待での円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今週にかけては重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
25日(火) 米・ケースシラー住宅指数、消費者信頼感、リッチモンド連銀指数
26日(水) 米・新築住宅販売件数
27日(木) 米・耐久財受注、GDP
28日(金) 米・個人消費(PCE)、ミシガン大指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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