【10月21日 ドル円予想と根拠】英離脱へアナリスト見通しに変化/FOMC前の利下げ観測動向

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【10月21日 ドル円予想と根拠】英離脱へアナリスト見通しに変化/FOMC前の利下げ観測動向

今日までのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日21日のドル円相場予想を行います。

スポンサードリンク

昨日の市況 ダイジェスト

先週末のドル円相場は、英国のEU離脱法案が英議会で承認されるかどうかで不透明感が続くなか、中国の第3四半期GDP米・景気先行指数が予想下振れとなったことによる米株安も重荷となり、高値108.72円から安値108.39円のレンジでのじり安展開となりました。


(USD/JPY ~10月21日、30分足)

英離脱問題懸念のなか中国指標悪化も重荷に

先週末10月18日(金)、東京時間に108.60円でオープンしたドル円は、翌19日(土)の英国議会でEU離脱法案が承認されるかどうかに不透明感が続いていたことから上値が重く、もみ合いの展開が続きました。

こうしたなか発表された中国の第3四半期GDPは前回結果に続き減速、伸び率も過去最低となったことで、景気懸念の高まりからドルが売られました。続くロンドン時間も上値の重い展開は変わらず、108.58円付近でNY時間の取引へと渡りました。

米指標もまた下振れ、心理悪化でレート軟化

NY時間は中国GDPの悪化を重しに米株式が下落、さらにその後発表された米・景気先行指数も予想下振れとなったことで、心理悪化からドル円レートは軟化しました。

一方で英国議会でのEU離脱案採決へ向けたポンド買い・ユーロ買いの動きも表面化したことで相対的にドルが売られる流れが発生、波及してドル円の上値も限定となり、108.40円付近で取引を終えています。

こうしたなか、先週末のアナリスト予想を集計した結果として、英EU離脱への懸念継続に注目するアナリストが多かったことでの円高予想、また中国GDP悪化懸念米景気先行指数悪化懸念による円高予想が出ていたことが、先週末配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版で指摘されており、これらが的中する結果となりました。

今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円予想では、一進一退で予断を許さない状況の英の「合意なき離脱」リスクや、来週の米FOMCへ向けた利下げ観測の変化が、重要材料としてアナリストらから注目されています。

一進一退のEU問題も、アナリスト見解には変化

大詰めを迎えている英EU離脱問題ですが、先週には英とEU(欧州連合)でいったんの離脱案合意となり、19日(土)に臨時開催されることとなった英議会を通過するかどうかが焦点となりました。

しかしこちらの英議会では採決見送りとなり、英離脱に関してはふたたびリスク継続となったことで、週明けの今日21日(月)のレートは上値重さが継続、安値圏108.40円近辺でスタートしています。

ただ一方では、一進一退の状況とはいえ「合意なき離脱」回避の方向へ少しずつ前進しているとの見解も浮上してきており、アナリストによって見方が分かれるところとなっています。英離脱問題に関する今日のアナリスト予想で、円安・円高のどちらが優勢か、最新のアナリスト予想の集計結果は、今日配信分のドル円レポート有料版に掲載しています。

FOMC前で米利下げ見通し関連報道に強い関心

また、今夜NY時間、来週の米FOMCへ向けた利下げ観測の変化が材料となるとして、今日のドル円予想を公開したアナリストの間で注目が集まっています。

このところの米景気見通し悪化により、来週29~30日に開催のFOMC(米中銀会合)では、追加利下げが行われる確率が90%を超えてきています。しかしFRB(米中銀)は米景気を底堅いとする見解を崩しておらず、市場も悲観一色に染まりきれない状況が続いています。

こうしたなか、週明けの今日にNY時間がオープンするとともに、関連報道に反応して米利下げ見通しが大きく変化し、レートが上下する可能性があります。利下げ関連のヘッドラインにもとづくアナリストらのドル円予想の集計結果は、今日配信分のドル円レポート有料版にてご確認いただけます。

また、今後数日は重要な米経済指標発表がいくつも控えており、こちらもFOMC利下げ観測へ大きな影響を与えると考えられます。各指標の結果が悪化なら米景気懸念増大で利下げ見通しが強まり円高、改善すれば景気懸念後退・利下げ見通し後退で円安の可能性が強まることになります。

22日(火) 米・中古住宅販売件数
23日(水) 米・MBA住宅ローン申請件数
24日(木) 米・新築住宅販売件数、PMI速報値
25日(金) 米・ミシガン大消費者指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

↓↓↓

 

おすすめ記事

米国10年国債利回り・ドル円相関チャート

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください