※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。
【4月10日ドル円予想と根拠】原油高観測浮上、リスクオン円安期待は続くか
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日10日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日9日のドル円相場は、米株高を支えとした過度なリスク回避の巻き戻し (↑) はあるも、米・新規失業保険申請件数などの指標の大幅悪化 (↓) により高値109.06から安値108.20の下落トレンドが特にNY時間に進みました。
米重要指標の悪化が相次ぎ円高加速
前取引日9日、108.80で東京時間オープンとなったドル円は、前日の米株高を支えとした過度なリスク回避の巻き戻し (↑) が継続し、10時頃に高値109.06に到達、その後は今週の天井となっている109円台で上げしぶりの展開となりました。
続くNY時間、米・新規失業保険申請件数の大幅な悪化 (↓) が明らかになると、ドル円は下落が加速し今週の抵抗帯である108.5円台を下抜け、さらにその後発表された米・4月ミシガン大学消費者態度指数も大幅悪化となったことで下落が加速、安値108.20をつけてクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米株高を支えとした過度なリスク回避の巻き戻し (↑) での円安予想、またその後の、米・新規失業保険申請件数など指標の大幅悪化懸念 (↓) での円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら
今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、減産合意後の原油価格動向見通し、および今夜発表の米・3月消費者物価指数(CPI)の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
減産合意後の原油価格見通しを材料視
きのう9日のOPECプラスでは、各国が原油減産に合意となりました。ひとまず足元の原油価格は期待感一巡で下落しているものの、市場では、論点となっていた米国による減産合意も果たされたことで、原油需給が引き締められ今後原油価格が安定していくのではないか、との見方から、今夜にかけてリスクオンの流れが復調 (↑) し、円安圧力が優勢となるのではないか、との見方が浮上しています。
ただ一方では、新型コロナウイルス問題により経済活動が停滞する中で、今後の原油需要も低下してゆき、現在の原油安の展開が継続するのではないか、との見方から、今夜にかけてリスク回避の流れが継続 (↓) し円高が続く、との見方も出ています。
こうした、原油減産合意を経た今後の原油価格見通しにつき、減産による原油安の一服・原油高見通し (↑) によるリスクオン円安予想と、原油需要低下で原油安が継続との見通し (↓) による円高予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら
今夜の米消費者物価指数など悪化は織り込み済みか
今夜21:30以降、米・3月消費者物価指数(CPI)をはじめとする米の重要経済指標が発表予定となっていますが、新型コロナウイルスの影響による米国経済悪化観測に加え、昨夜発表された米新規失業保険件数も大幅悪化となっていたことから、こうした流れを引き継ぎ、今夜の各指標が大幅に悪化し、発表後に円高に振れる (↓) 可能性がある、との見解が浮上しています。
ただ一方では、米国経済の悪化による指標の下振れは先週からすでに現実化しており、市場では、こうした経済指標の悪化はすでにレートに織り込まれているとして、今夜の指標が想定を大きく超えた悪化とならないかぎりは、発表後に悪材料消化で円安に戻す (↑) 可能性についても指摘されています。
今夜21:30以降に発表となる米・3月消費者物価指数(CPI)など重要な米指標に関し、大幅悪化となりドルが売られるとの懸念による円高予想 (↓) と、一定の指標悪化は織り込み済みとの見方から、発表後円高巻き戻しとなっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら
なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
10日(金) 米・3月CPI、3月CPIコア
14日(火) 米・3月輸入物価指数
15日(水) 米・3月小売売上高、4月NY連銀製造業景気指数、3月鉱工業生産指数
16日(木) 米・3月住宅着工件数、新規失業保険申請件数
17日(金) 米・3月景気先行指標総合指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
おすすめ記事