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【8日ドル円予想】コロナ再拡大うけ米で追加給付金など検討へ 投資家心理下支えなるか
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日8日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日7日のドル円相場は、新型コロナウイルス感染第二波に対する懸念 (↓) が重しとなりつつも、中国の景気回復への期待感 (↑ ) が次第に台頭し、安値107.24から高値107.79のレンジで強含みに推移しました。
(USD/JPY ~7月8日、15分足)
中国株式市場の高値圏維持により円安進むも108円には届かず
前取引日7日、安値付近107.33でオープンとなったドル円は、前日NY時間から続く新型コロナウイルス感染拡大への懸念から生じたリスク回避のドル売り (↓) が続き、国内株式市場オープン前に安値107.24円まで下落、その後は下げ一服となりました。
続く夕刻にかけては、中国株が堅調展開となったことで中国景気回復への期待感が高まりリスクオンの動きが台頭 (↑) 、NY時間入り直前に高値107.79円まで上昇したのち、やや戻してクローズとなりました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナウイルス感染拡大第二波への懸念 (↓) での円高予想、またその後の、中国の景気回復への期待感(↑) での円安予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
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今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、米でのコロナ第二波に関する見通し、および今夜の米・MBA住宅ローン申請指数などの結果見通しが、アナリストらから材料視されています。
コロナ拡大受け米で追加経済支援観測、市場に期待感
新型コロナ問題に関し、感染拡大「第二波」はいぜん収まる気配がなく、米国ではICUの病床不足が警告されており、またオーストラリアではメルボルン市がロックダウンの再導入に踏み切るなど、懸念が高まっている状況です。このため、今夜NY時間にかけての関連続報により米および各国の経済見通しが悪化し、リスク回避の円高が強まるのではないか (↓) 、との見方が出ています。
ただ一方では、コロナ禍の拡大を受けて米トランプ政権が二度目の給付金など追加経済支援を検討しているとの報道が出ていることから、今夜NY時間にかけて、こうした経済対策関連除くほうが流れ、過度な懸念が巻き戻されてのリスクオン円安の流れとなる (↑) 可能性も言及されています。
こうした新型コロナ問題の見通しに関して、米での病床不足など続報に懸念が高まり投資家心理が悪化しての円高予想 (↓) と、米経済支援の追加などにより過度な懸念が後退しての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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今夜米で住宅や消費関連指標が発表へ 一部に底堅さ期待
今夜米国では、20:00にMBA住宅ローン指数、28:00には消費者信用残高など、ドル円レートに影響の大きな米経済指標が発表されます。このうちMBA住宅ローン指数については、このところの米住宅関連指標がさえない結果となっていることから、この流れを引き継ぎ今夜の結果も悪化となって、発表後に発表後に円高が進む (↓) 可能性が言及されています。
ただし一方では、このところの米指標では消費関連の指標に底堅い傾向が見られており、今夜の消費者信用残高にも上振れ期待が出ています。また米経済は大部分が消費活動によって支えられている面もあるため、今夜の消費者信用残高などが回復となって市場心理が大きく改善し、発表後にレートが円安に振れる (↑) のではないか、との見解も浮上しています。
こうした、今夜20:00から順次発表となる米経済指標に関し、住宅関連指標に下振れ懸念が出ていることでの円高予想 (↓) と、米消費関連指標への底堅さ期待による円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
8日(水) 米・MBA住宅ローン申請指数、5月消費者信用残高
9日(木) 米・新規失業保険申請件数、5月卸売在庫・売上高
10日(金) 米・6月卸売物価指数(PPI)
13日(月) 米・6月月次財政収支
14日(火) 米・6月消費者物価指数(CPI)
15日(水) 米・MBA住宅ローン申請件数、7月NY連銀製造業景気指数、6月鉱工業生産
16日(木) 米・6月小売売上高、失業保険申請件数
17日(金) 米・6月住宅着工件数、7月ミシガン大学消費者態度指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
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