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【8月28日 ドル円予想と根拠】米中見通しへ疑問符、米景気期待で支え切れるか

【8月28日 ドル円予想と根拠】米中見通しへ疑問符、米景気期待で支え切れるか

今日8月28日のレンジ予想と根拠 サマリー

今日のドル円レンジにつき、アナリスト7名の予想を集計した結果、今日の予想平均値は105.24 – 106.25となっています。

米中貿易戦争激化へ警戒感が再燃していることや、米経済指標が堅調さ示しドル底堅さへ意識が向けられていることなどが、アナリストらの関心を呼んでいます。

今日までの流れ

昨日の外為市場では、東京時間で月末を控えてのドル売りが出て軟調推移も、NY時間に発表された米・8月消費者信頼感指数は予想を上振れとなり、米経済の底堅さが意識されて一時106円台まで円安が進みました。

しかし一方では、言説を何度もひるがえすトランプ米大統領に対して中国側の不信感がつのっているとの報道などから、米中通商協議の先行き不透明感が強まり、ドル円はけっきょく戻り売りが強まって105円中盤まで反落しました。

明けた今朝方もこうした上値重い流れが維持されていましたが、今日の東京時間に日経平均が下げ渋ったことでやや心理が好転、ドル円も105.70円台での売り買い交錯の展開となっています。

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今夜の予想:米中見通しへ疑問符、一方の米経済は堅調さ維持

こうしたなか、FXアナリストらによる今日のドル円予想を独自集計した結果、米中貿易戦争への警戒感が再燃していることと、昨夜の米指標の堅調な結果でドル買い意欲が見られることが、特段の注目を浴びている様子です。

米中見通し改善とのトランプ発言に疑問符

まず米中貿易戦争に関し、トランプ大統領が昨日までに「中国から協議再開について電話があった」として今後の合意見通し改善を示唆し、市場が一定の反応を示していたものの、その後中国からは「なにを指した話かわからない」との旨の発表があり、電話の件がトランプ米大統領による思い違いではないかという見解すら出ています。

むしろ、中国からのトランプ米大統領に対する不信感が高まっていることから、2019年中に米中対立が合意に至る可能性は低い、との見解も台頭してきています。

こうした状況で、米中対立関連のヘッドラインに対する市場の反応が変化しつつあるなか、今日は米中懸念の深まりにより上値重い展開となる、という予想が、複数のアナリストによってたてられていました。

米経済の堅調さへ意識高まる

しかし一方では、昨夜NY時間に発表された米・消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想を上振れる強い結果となったことで、米経済の堅調さが確認されドル円の底堅い推移へとつながる、との見解も、やはり複数のアナリスト予想で触れられていました。

FRB(米中銀)はおおむね、米経済がいぜん緩やかな拡大を続けており、大幅な利下げによる過度な景気下支えは不要であるとの姿勢をとってきています。この見解を、これまで発表されてきた米経済指標も裏付けており、昨夜の発表結果もやはり「ゆるやかな景気拡大」が続く裏付けととることができます。

そのため、先述の米中対立への警戒感が注目されているにもかかわらず、昨夜の米株は比較的小幅な下落となった、との見解も見られます。

こうしたことから、今日のドル円相場では、米景気拡大への期待感上昇と米の過度な利下げ観測の後退により、ドル買い・円安が強まる、というのが、これらアナリストの見解となっています。

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予想の集計結果:アナリスト支持の多い材料はどちらか

このように、今日のアナリスト予想を集計した結果、米中懸念の深まりの一方で米景気の堅調さへの意識が高まっていることが、強い関心を集めていると判明しています。

ただ、それぞれのトピックを今日の予想材料とするアナリストの数に注目すると、片方がより多くの支持を集めており、もう片方はやや支持数で劣っていることがわかりました。

そこで、本日のドル円予想レポート(有料版)では、より多くのアナリストが支持する予想材料をより信憑性の高いものとし、ファンダメンタルズ分析に基づく上値メド・下値メドとともに解説しています。


今日のドル円予想で最もアナリスト支持が多かった材料と、エントリーの目安となる下値メド予想と根拠解説は、こちらのドル円予想レポート(有料版)でご確認ください。

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今日の経済指標と予想

上記の主な材料のほかにも、今日は独・7月輸入物価指数欧・マネーサプライM3など、結果次第でドル円レートが反応する可能性のある経済指標も発表予定となっています。

こうした経済指標に対しても、アナリストらが結果予想を行っており、それをもとに、今夜のドル円に発生するトレンドを予想することができます。

今日明日の経済指標予想と、それに対するレートへの影響予想は、ドル円予想レポート(有料版)でタイムテーブル化され、一覧にまとめられています。

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