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【12月12日ドル円予想と根拠】米中合意期待強まり円安回帰なるか

【12月12日ドル円予想と根拠】【12月12日ドル円予想と根拠】米中合意期待強まり円安回帰なるか

前日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日12日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

昨日11日のドル円相場は、FOMC前の買い控え (↓) で日中頭重く推移したのち、パウエル会見がハト派的内容 (↓) となったことで強いドル安圧力が発生し、高値108.86から安値108.47まで下落しました。


(USD/JPY ~12月12日、15分足)

FOMCパウエル会見はハト派、ドル売り強まる

昨日11日、108.78でオープンした東京時間のドル円は、NY時間に控えたFOMCの結果待ちで買い控え (↓) の動きが広まりじり安、続くロンドン時間にかけても同様の流れが続きました。

そして、NY時間に迎えたFOMCでは、まず政策金利が予想通り据え置きで反応薄、しかしその後のパウエル会見で来年いっぱいの政策金利据え置きが示唆されたことで、市場では会見をハト派と解釈 (↓) する動きが広まり、安値108.47まで円高が進みました。

こうしたなか、昨日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版では、FOMC前での買い控え (↓) によるじり安展開から、パウエル会見がハト派的内容 (↓) となり円高が進む、との予想が掲載されており、こちらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場では、FOMC結果を受けての米金利見通しの動向、また対中関税発動が近いなかの米中合意見通しが材料視されています。

FOMCへのハト派解釈と景気楽観

昨夜のFOMCがハト派的な内容 (↓) となったことで、米金利の先安感からドル円はひとまず下落、今日も頭重い展開が続いています。

会見したパウエルFRB議長は「利上げの必要性は1990年代より低い」「利上げには、著しく持続的なインフレ上昇が必要」としており、これにより市場で「利下げは近くは行われない(=ハト派的スタンス)」との認識が広まったことで、ドル売りにつながっています。

ただ、昨夜の会見では、これまで声明文にあった、経済見通しへ「不確実性が残る」との文言が削除されており、こちらが米景気への楽観的見通しにつながる (↑) として、一時的にドル買いが進む展開も見られていました。

こうしたなか、今日の市場では、パウエル会見に対するハト派的解釈が継続してドル円が下落 (↓) するとの予想と、米景気への楽観的見通しが次第に復調してきて円安へ戻す (↑) との予想が出てきています。今日のアナリスト予想ではどちらが優勢となっているか、集計結果は本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版にてご確認下さい。

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対中関税期限近く合意期待強まる

また一方では、対中関税発動が近いなかでの米中合意の見通しも、今日の相場の材料として高い注目を集めています。

米による対中追加関税第四弾の発動があと三日後に迫っていますが、関税発動なら米中とも痛手を負うことは確実であり、さらに昨夜まで「米中は合意案を詰めている」「米中合意へ期待感」との米上層部の発言が伝わっていることから、市場では、両国の合意による関税発動撤回 (↑) へ、期待感が高まっています。

ただ、FOMCの直後にはトランプ米大統領が不測の発言 (↓) を行うことが多かったことも意識されており、今日このタイミングで米もしくは中国から何らかの材料が出る可能性は高いとして、アナリストらは高い注目を注いでいます。

今日市場に出ているアナリストらのドル円予想で、米中合意期待の高まり (↑) による円安予想と、期限までの合意が困難との見通しの強まり (↓) による円高予想で、どちらが多く支持されているか、集計結果は、本日配信のドル円アナリスト予想まとめレポート有料版でご確認下さい。

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英総選挙も大きな材料に

なお、この他に、今週から来週にかけての次のような経済イベントも、ドル円材料として注目されています。とくに本日行われる英国の総選挙結果は、英与党が勝利 (↑) するか、それとも政権を野党へ明け渡すか (↓) で市場のリスク心理に大きな影響があり、ドル円も大きく振れる可能性があるため、注目の必要があります。

12日(木) 米PPI(生産者物価指数)、英総選挙
13日(金) 米小売売上高
16日(月) 米PMI、NY連銀指数、NAHB住宅指数
17日(火) 米住宅着工件数、鉱工業生産
18日(水) 米MBA住宅ローン指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが【円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想を集計し、最も優勢なドル円アナリスト予想を解説するレポートは、こちらからご購読いただけます。

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