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【今週のドル円予想】年末株高が円安へ追い風か 米耐久財にも期待(23~27日)
先週のドル円市況を回顧しつつ、今週12月23~27日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
先週の主な材料
先週のドル円相場は、米中第一段階合意通過でのリスクオン心理台頭のなか、米経済指標の結果が材料視され、安値109.18から高値109.70のレンジで振らされる展開となりました。
週前半:米中合意と米指標堅調で高値圏
先週頭16日(月)に109.39で東京時間オープンとなったドル円は、前週末にかけ米中通商協議が第一段階合意へ達した (↑) ことによるリスクオン心理が鮮明となり、そのまま高値圏での推移が続きました。
米中合意のほか、もうひとつの大きなリスクであった英総選挙も通過したことで、市場ではひとまずの一服感が続いたものの、16日の米PMIや17日(火)の米住宅着工件数、米鉱工業生産の好調さによる米景気見通し改善 (↑) も、ドル円レートの高値推移を支えました。
週後半:米フィラデルフィア指数が下振れ大幅下落
週半ばの18日(水)にも109円台中盤の推移が続きましたが、19日(木)のNY時間になって、米12月フィラデルフィア連銀景況指数が予想を大幅下振れ (↓) ると、米景気への期待感が巻き戻され週安値109.18まで下落しました。
週末の20日(金)には過度な下落の反動で再び109.40付近まで円安へ戻し、そのまま再び新規材料難が意識され、頭重い推移が続く状況となっています。
こうしたなか、先週配信の「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、大きなリスクだった米中合意の達成によるリスクオン継続予想 (↑) や、米PMI・鉱工業など週前半の経済指標の堅調予想 (↑) 、また週末にかけて米フィラデルフィア連銀指数の下振れ予想 (↓) が掲載され、これらが的中する結果となりました。
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今週のドル円予想
今週のドル円相場では、いよいよ年末相場の様相が色濃くなるなか、米新築住宅販売件数やシカゴ指数など、米経済指標の結果がドル円市場の大きな材料となりそうです。
年末株高での円安へ期待感
例年、クリスマスの25日は海外休場となるため、その前後は薄商いのなかドル円のボラティリティが大きくなる傾向があります。また株式市場では年末に株価が上がる「年末株高」が起こりやすく、そちらを支えとした円安期待 (↑) も出てきます。
こうした現象は、ふとした材料に応じて高下する年末特有の市場センチメントに大きく依存します。そのため、年末となる今週以降の相場では特に、毎日最新の市況を見渡しておく必要があります。
毎日の新規材料をおさえたうえでアナリストらが発表するドル円予想をまとめ、円高と円安のどちらの予想が多いかを集計した結果は、「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にて毎日ご購読いただけます。
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今週の米耐久財などに改善期待
また今週には、米にて新築住宅販売件数(23日)、耐久財受注(24日)、失業保険申請件数(26日)など、重要な経済指標も発表予定となっており、うち耐久財の市場予想は改善 (↑) となっているなど、これらの結果も材料視される見通しです。
先週の相場では米PMIなどの上振れ (↑) やフィラデルフィア連銀指数の大幅下振れ (↓) がドル円レートに大きな影響を与えました。今週発表予定の指標についても、事前に結果予測を押さえておくことで、発表後のドル円の動きを予想することができます。
今週発表の米指標につき、アナリストらの間で円安・円高のどちらの予想が多いかを集計した結果は、毎日配信される「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご確認いただけます。
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なお、この他に今週にかけて発表される米指標は、次のようなものも注目されています。
23日(月) 米・新築住宅販売件数
24日(火) 米・耐久財受注、日銀会合要旨公表
25日(木) 米・MBA住宅ローン申請指数、米失業保険申請件数
27日(金) 日・11月失業率、日・鉱工業生産
こうした経済指標が今週の何日何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらへ影響する見込みか、発表予定日時とFXアナリストらの事前予想を集計し、最も主流となるドル円アナリスト予想を解説するレポートが、こちらからご購読いただけます。
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