【3月25日ドル円予想と根拠】米株が史上最大幅の上昇でリスクオン、111円台突き抜け円安の可能性
前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日25日のドル円相場予想を行います。
このページの目次
今日までの市況 ダイジェスト
前取引日24日のドル円相場は、東京時間には111円台での国内輸出企業からのドル売り (↓) を重しに下落するも、NY時間にかけて安全資産としてのドル資金確保の動きによるドル買い (↑) の流れが強まり、安値110.81から高値111.71のレンジで上昇しました。
111円台 で上値を抑えられる展開続く
前取引日24日、111.20で東京時間オープンとなったドル円は、111円台で待ち構えていた国内輸出企業からのドル売りにより反落 (↓) 、昼前には安値110.08に到達 しました。東京時間の後半は若干戻したものの、110円台で東京時間の取引を終了しました。
続くロンドン時間は、東京時間後半の流れを引き継いで上昇、さらにNY時間になると、このところ続いている安全資産としてのドル資金確保の動きが加速 (↑) したことにより円安の動きが強まったうえ、米株価の上昇も追い風となって、高値111.71まで上昇しました。
こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、111円台での輸出企業によるドル売り観測での円高予想 (↓) 、またNY時間に関して、安全資産としてのドル資金確保の動きの加速による円安予想 (↑) が掲載されており、これらが的中する結果となっています。
↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら
今日のドル円予想と主要材料
今日のドル円相場については、111円台の攻防の行方、および21:30の米・2月耐久財受注などへの警戒が、アナリストらから材料視されています。
111円台の攻防の行方 は
ドル円は先週20日以降、111円台まで上昇しては頭を抑えられる展開が続いています。しかし前日24日の米時間、NYダウが過去最高の上昇幅となる+2,112ドル高で引けているのを足がかりに、市場心理が大きく改善していることから、今夜にかけ市場心理がリスクオンに転じて111円半ばの天井を上方ブレイク (↑) し、上昇トレンドに向かう可能性がある、との見方が浮上しています。
ただ一方では、111円台は国内輸出企業からのドル売り注文が出やすい水準であり、また現在は年度末を控えたレパトリ取引(海外収益の国内還流)によるドル売り・円買い注文が出やすいタイミングでもあることから、これらを背景とした国内輸出企業の111円台でのドル売り・円買い注文が増大 (↓) し、上値を抑えられる可能性も指摘されています。
こうした、ドル円111円台の攻防について、米株大幅高を足がかりとしたリスクオン心理の強まりによる111円半ばの上方ブレイク (↑) という円安予想と、輸出企業からのドル売り・円買い注文により111円台で上値を抑えられての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら
今夜の米耐久財など重要指標に下振れ警戒感
今夜NY時間、21:30には米・2月耐久財受注、22:00には米・1月住宅価格指数と、レートに大きな影響のある重要経済指標が発表されますが、昨日発表された米・3月製造業PMIは市場予想を下回る結果となっており、この流れを引き継げば、本日の指標も市場予想を下回る冴えない結果となって、発表後にドルが売られドル円が下落 (↓) するのではないか、との見方がアナリストから挙がっています。
ただ一方では、新型コロナウイルス問題を背景とする各指標の悪化を、市場はすでに織り込み始めている、との声も浮上してきています。実際、昨日発表された米PMI発表後も、レートの値動きは限定的なものとなっていました。こうした状況から、今夜の米指標が多少の下振れかそれ以上であれば、過度な懸念が巻き戻されてレートが円安方向へ戻す (↑) 可能性 もあります。
今夜NY時間の米耐久財など経済指標に関し、市場予想を下回り冴えない結果となっての円高予想 (↓) と、指標悪化が織り込み済みとなり過度な懸念が巻き戻されての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。
↓↓↓
「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」詳細はこちら
なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。
25日(水) 米・2月耐久財受注、米・1月住宅価格指数
26日(木) 米・2月GDP
27日(金) 米・2月個人消費支出、個人所得、ミシガン大指数
これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。
おすすめ記事