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【9日ドル円予想】108円台の損切りオーダー解消でレートに再上昇期待

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【9日ドル円予想】108円台の損切りオーダー解消でレートに再上昇期待

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日9日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日8日のドル円相場は、米経済早期回復への期待感の継続 (↑) を支えにじり高展開となったのち、心理的節目110円付近での見切り売りの流れ (↓) で反落し、高値109.69から安値108.23のレンジを下落トレンドで推移しました。


(USD/JPY ~6月9日、15分足)

110円手前まで上昇も短期筋の売りで急反落

前取引日8日、高値付近109.59でオープンとなったドル円は、米国で株高が続いている状況や米経済指標の好調さを受けて米経済早期回復への期待感が高まり (↑) 上昇、早朝に高値109.69へ到達しました。

その後も高値圏での推移が続いたものの、NY時間に入ったところで、心理的節目となる110円手前の水準で短期筋による見切り売りの流れが強まり (↓) 反落、そのまま109円割れとなるとさらに売りが加速して、安値108.23まで下げたのちクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、米経済早期回復への期待感醸成 (↑) による円安予想、またその後の、心理的節目110円付近での売り注文増 (↓) 観測による円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、108円台の損切りオーダーの状況、および今夜の米卸売在庫の結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

108円台の損切り解消で円高一巡か

昨日8日は、110円手前でドル売りが強まった際、さらにその下の水準での損切りも巻き込み、一気に108.23円までレートが急落する一幕が見られました。これにより市場のドル買い意欲一服で上値の重い地合いとなっている、との見方から、本日NY時間にかけて円高の流れが続く (↓) のではないか、との見解が出ています。

ただ一方では、108円台前半に集積していた損切りオーダーは昨日米時間の相場で解消されており、現在は新規のリスクオフ材料を欠く状況と見られることから、今夜にかけてレートの底堅さが戻り円安方向へ戻す (↑) のではないか、との見方も浮上しています。

昨夜の急落を経た今日のドル円の見通しに関し、ドル買い意欲一服で上値重い相場が続く (↓) との円高予想と、108円台の損切りオーダーの解消により今夜にかけて底堅さが戻る (↑) との円安予想で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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今夜の米卸売在庫に改善期待

今夜23:00、ドル円レートへ影響力のある経済指標の米・4月卸売在庫が発表となります。なお先週末5日には米雇用統計が市場予想を大幅に上回る結果となっていたことから、この流れを引き継いで、本日の指標も大幅改善となり、発表後にドル円レートが上昇する (↑) のではないか、との見解が出ています。

ただ一方では、先週末発表となった米雇用統計は米当局の経済対策である雇用給付金制度が影響したものにすぎず、この発表値よりも実体経済は悪化しているのではないか、との懸念が高まっています。このため、雇用給付金制度が影響しないとみられる本日の指標が再び大幅悪化となり、発表時刻をさかいにドル円レートも円高圏へ押し戻される (↓) 可能性がある、との見方も浮上しています。

今夜23:00に発表される米・4月卸売在庫に関し、このところの流れを引き継いでの大幅上振れとなることによる円安予想 (↑) と、米雇用統計の結果に疑念が生じているなかで再び今夜の指標が大幅悪化となっての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

9日(火)米・4月卸売在庫
10日(水)米・5月消費者物価指数(CPI)、FOMC(終了後政策金利発表)、FRBパウエル議長定例記者会見
11日(木)米・5月卸売物価指数(PPI)、新規失業保険申請件数
12日(金)米・5月輸入物価指数、6月ミシガン大学消費者態度指数

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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