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【23日ドル円予想】米ナスダック指数が大台回復、米株高支えに円一段安の見方も

※今日の「ドル円予想レポート」最新記事はこちらをご覧ください。

【23日ドル円予想】米ナスダック指数が大台回復、米株高支えに円一段安の見方も

前取引日からのFX市況を、ドル円予想レポート有料版の予想結果と照らし合わせて解説、また今日23日のドル円相場予想を行います。

今日までの市況 ダイジェスト

前取引日22日のドル円相場は、新型コロナウイルス感染拡大第二波への懸念 (↓) と、米・5月中古住宅販売件数の悪化 (↓) が重しとなり、安値106.73から高値107.01のレンジで2営業日続けて頭の重い推移となりました。


(USD/JPY ~6月23日、15分足)

米「第二波」懸念のなか、米指標も悪化で頭重い

前取引日22日、106.76でオープンとなったドル円は、米国で新型コロナウイルス感染拡大が再び勢いづく「第二波」に突入したとの報道を重しにリスク回避の流れが続き (↓) 、レートは円高基調のまま安値106.73をつけました。しかしこの水準は先週から続くサポートラインでもあったために以後は反発、そのまま今度は高値107.01まで上昇しました。

しかし、続くNY時間に発表された米・5月中古住宅販売件数が10年ぶりのさえない結果 (↓) となると、市場ではリスク回避の流れが再燃し、安値付近の 106.7円台まで反落、その後は下げ渋った106.91でクローズとなりました。

こうしたなか、前取引日に配信された「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」では、新型コロナウイルス感染拡大第二波への懸念 (↓) 、またその後の、米・5月中古住宅販売件数の下振れ懸念 (↓) での円高予想が掲載されており、これらが的中する結果となっています。

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今日のドル円予想と主要材料

今日のドル円相場については、米株高でのリスクオン観測、および今夜発表となる米・6月製造業購買担当者景気指数(PMI)などの結果見通しが、アナリストらから材料視されています。

米株高と景気見通し改善が支え 円安続くか

このところの米国株式市場では、昨日22日にナスダック指数が大台の10,000ポイントを回復するなど堅調推移が続いています。また、一時はコロナ禍による影響が大きかった米ニューヨーク市でも経済活動再開が順調に進むなど、経済活動正常化へ受けた動きに進展がみられることも支えとなっており、こうした状況から、今夜NY時間にかけてリスクオンの流れがドル円に波及し、円安の流れが強まる (↑) との見方が出ています。

ただ一方では、現在の米経済全体がコロナ禍の影響により低迷しているなか、現在の米株価は高すぎる水準にあり、実体経済との乖離が大きくなってきている、との認識も強まっています。このため、今夜NY時間にかけて米株価の調整売りの動きが強まり、リスクオンの流れが巻き戻されて円高に振れる (↓) 、との見解も浮上しています。

こうした、米株高や米経済回復の見通しに関し、リスクオンの流れが継続しての円安予想 (↑) と、実体経済低迷の長期化観測の強まりによりリスクオンが巻き戻されての円高予想 (↓) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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米・6月PMIが発表へ 米指標改善の流れ継続へ期待感

今夜のNY市場では、22:45に米・6月製造業購買担当者景気指数(PMI)、23:00に5月新築住宅販売件数など、ドル円レートに影響力のある代表的な米経済指標が発表予定となっています。ただ昨日22日に発表された米・5月中古住宅販売件数は10年ぶりのさえない数字となっており、この流れを引き継いで、本日の各指標もさえない結果となるとの見方から、各指標の発表後にドル円レートが円高へ振れる (↓) 可能性が指摘されています。

ただし一方では、より重要度の高い米指標として先週発表された米・5月小売売上高が上振れとなっており、さらに昨日のシカゴ連銀指数も改善となっていたことから、今後の米経済指標は回復傾向がより鮮明となる、との見方もあるため、今夜はより多くの米経済指標が上振れとなり、発表後にリスクオンの円安が進む (↑) 、との見解も浮上しています。

今夜22:45以降に発表となる米・6月製造業購買担当者景気指数(PMI)などの米重要指標に関し、昨日の米中古住宅件数悪化の流れを引き継いでの下振れ観測による円高予想 (↓) と、米小売売上高やシカゴ連銀指数が改善した流れが強まっての円安予想 (↑) で、どちらを支持するアナリストが多いか、集計結果は「ドル円アナリスト予想まとめレポート(有料版)」にてご覧ください。

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なお、この他にも、今後数日で重要な経済指標がいくつも発表予定となっており、これらに関するアナリストらの結果見通しも確認しておく必要があります。

23日(火)米・6月製造業購買担当者景気指数、5月新築住宅販売件数
24日(水)米・4月住宅価格指数
25日(木)米・1~3月四半期実質国内総生産(GDP、確定値)、新規失業保険申請件数
26日(金)米・5月個人所得、5月個人消費支出

これらが何日の何時ころに材料視され、それぞれが円安・円高のどちらに影響する見込みか、FXアナリストらの事前予想集計結果は、毎取引日に配信されるドル円アナリスト予想まとめレポート 有料版にてご確認下さい。

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